記念写真に臨場感をプラス!
子供たちと出かけるときにOMNI shotを持ち歩いて、さっそく使ってみた。専用ポーチが同梱されていたので、持ち運ぶときはレンズを傷つけないよう、このポーチに入れてポケットに忍ばせた。
さっそく子供たちと記念写真を撮ろうと思ったところ、意外にも子供たちはこれがカメラだと認識せず(ふだんはiPhoneで撮ることが多いので)、最初のうちはシャッターを押すたびに「このレンズを見て!」と声を掛けるハメに。
撮影したいときに、ポケットからサッと取り出し、電源を入れ撮影ボタンを押す。ここまでの一連の流れでおよそ10秒程度。ポーチから取り出すという作業がなければ5秒程度で済む。子供の一瞬の姿を取ろうとしたとき、撮影までの時間は重要。時間がかかりすぎると、撮りたい絵が撮れないからだ。
カメラだと、画角を考えて、焦点をあわせて……とさまざまな過程が必要だが、全天球カメラは、メインの被写体との距離だけ考えて撮影ボタンを押せばいいので、その点でも子供の写真撮影向きだ。
ただ、手持ちで撮ると、当然ながら撮影ボタンを押す手が残ってしまう。そこでオススメなのが自撮り棒とスマホの組み合わせだ。三脚用ネジ付きの自撮り棒に本体を取り付け、スマホと連携させる。あとは遠隔操作でシャッターを押すだけ。写真だけでなく動画でもOKだ。その際の注意としては、スマホを覗き込んでシャッターを押す自分も写るので、極力カメラ目線でシャッターを押したい。
自撮り棒を使うと、ちょうど細い棒がカットされてまるで宙に浮いた感じで撮影できる。よく見ると自撮り棒を持つ手はわかるが、本体をつかんで撮影ボタンを押すよりは目立たない。
スマホとの連携(iPhoneの場合)は、まずアプリから「設定」をタップ。すると、Bluetooth経由でカメラ本体と連携するので、続いてWi-Fi設定でカメラのSSIDを見つけタップし、カメラアプリに戻れば、接続されて連携できるようになる。ここで「カメラ」をタップすれば、リアルタイムの映像を見ながら撮影できる。
スマホの画面に現われる映像は、多少ラグがあるが、基本的には被写体がどんな感じに映るかを確認するだけで、撮影するタイミングは映像ではなく実際の姿を見てシャッターを押せばいいので問題にはならない。本体の電源を切らない限り接続されているので、自撮り棒で撮影したくなったら、接続しっぱなしのほうが撮影機会を逃さずに済むはずだ。