12月13日、アドビシステムズは公式ブログ『アドビ・ブログ』を更新、Adobe SignとBoxの連携に関するエントリーを公開した。
11月17日にアドビとBox Japanが開催したセミナー「Adobe Sign + Boxによる業務のカイゼンと働き方改革」の様子を交えながら、その利点と活用術を紹介する内容。賃貸住宅契約を例に取り、デモンストレーションを披露した。
貸主が作成した電子契約書を、Boxを通じて契約者と共有するというフローでは、共有依頼者は7段階の権限から必要なレベルを設定できる。契約書の内容表示に印刷やPCアプリケーションは不要で、外出先のスマホ画面で直接確認が可能。例えば契約者が契約期間の変更を希望する場合、スマホでコメントフォームに記入すればいい。
通知を受けた貸主側が契約書を編集する場合、データのダウンロードは不要でBoxブラウザから直接編集できる。編集が終わったら「開く」メニューからAdobe Signを起動。宛先、メッセージ、署名タイプ、オプションなど入力し、ドラッグアンドドロップで署名フィールドを作成して依頼プロセスが完了。契約者に署名を求められる。
貸主から署名依頼通知をうけた契約者は、スマホなどのモバイル端末で内容を確認する。その際に特殊なソフトやプラグインは不要で、問題がなければそのまま署名まで完結する。これを貸主が確認すれば契約は完了、署名プロセスのログ記録されたレポートが作成され、貸主は署名までの流れを把握できる。
Boxと連携されたAdobe Signを活用すれば、契約にかかる一連の署名作業まで、すべてクラウド上のBoxで完結すると両社は説明。業務の効率化とスピードアップが見込めるとしている。