理由の1つは、渋谷ハロウィンそのものが自然発生的にあらわれたため。
「仮装した方々が道をワイワイ練り歩く形なので、主催者がいないんです。誰が何をしなければいけないという責任関係があいまいなんですね。よく『今年の渋谷区のハロウィンイベントどうなるの』と聞かれるんですが、渋谷区ではハロウィンのイベントはやっていないんです。こうして対策はしているんですが」
「歩行者天国についても同じです。『今年は何時からホコ天ですか』と聞かれることもありますが、人が歩道に多すぎて車道にあふれ、危険だということで警察が車両規制をかけたんです。ハロウィンだからということではないんですよ」
渋谷ハロウィンはお祭りや花火大会のように主催者がいるイベントではないため、自治体や事業者は事後的に対策を打っている形。つまり、参加者自身が主催者として責任を問われる“自己責任”のイベントというわけですね。
「自分が楽しむことで、人に迷惑をかけるようなことはしないでほしいですね。出したごみは自分で持ち帰る。マナーを守って楽しんでほしいと思います」
ハロウィンごみゼロ大作戦in渋谷実行委員会では、ハロウィン期間中にごみの回収をする「エコステーション」、着替えができる「フィッティング・メイクエリア」「フィッティングルーム」、また「仮設トイレ」などの設置情報をWebサイト(https://www.shibuya-gomizero.net/)に掲載しています。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中。
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