調査会社ニールセンがスマートスピーカーに対する期待値は、10代、50歳以上で高いという調査報告を発表している。
なぜ10代と50歳以上なのかと疑問に感じるが、同社アナリストは「入力方法」に理由があると分析する。
「パソコンやスマートフォンでのインターネット利用に慣れ親しんでいる20-49歳と比べて、50歳以上では文字を入力するよりも音声で入力することに対する期待が高い可能性があります」(同社シニアアナリスト高木史朗氏)
調査によると、スマートスピーカーに対する期待値は、全体では43%が「便利そうである」と回答した。中でも、10代の期待値が最も高く、60%の人が便利そうであると感じ、次いで50歳以上の47%が便利そうであると感じていた。
また、現在すでに音声検索を使っている人のスマートスピーカーに対する期待値は64%で、使っていない人の40%を24ポイントも上回ったという。
たしかにキーボード入力、フリック入力、音声入力の3種類を比べると、音声入力のほうが格段に早くて手軽だ。精度が高く、周囲に人がいないなど使用に問題がない環境なら、音声入力のほうが便利に使えそうだという期待はある。
パソコン、スマートフォン、スマートスピーカーというデバイスギャップが、とくに10代、50歳以上を境に生まれるというのは興味深い。
スマートスピーカーに対する期待値は、10代、50歳以上で高い(ニールセン)
http://www.nielsen.com/jp/ja/press-room/2017/nielsen-pressrelease-20171019-consumer-multi-device-measurement.html