Bristol Ridgeこと第7世代APUは
プロセッサーだけでなく対応マザーも安い!
CPUには、約1年前に組み込みPC向けにデビューした「Bristol Ridge」と呼ばれていたAMD第7世代APUの「A12-9800E」をチョイス。今年9月に初のSocketAM4向けAPUとして単体販売がスタートした「A12-9800E」は、4コア/4スレッド、定格3.1GHz、TC時3.8GHz動作でTDP35Wの低消費電力APUだ。
「A12-9800E」の性能は、同価格帯となる2コア/4スレッド、定格3.7GHzの「Core i3-6100」と同じか、若干下回る感じだが、マザーボードが安くて、機能充実、将来性が高いという点がポイントとのことだ。
タイミング的には、第8世代Coreシリーズの「Coffee Lake-S」が発売間近で、Core i3も4コア/4スレッドにパワーアップするため、待ちたいところだが、こちらはCPU Socket形状こそLGA1151のままだが、Intel 200/100シリーズチップセット搭載マザーボードでは動作せず、対応する「Intel Z370」搭載マザーボードが必要だ。“Zxxx”シリーズなので、安くても1万円台後半だと思われるのでコスト重視で組むには微妙になる。
その点、SocketAM4マザーボードは最大8コア/16スレッドのRyzenシリーズがあるので安心だ。さらにM.2スロットの非搭載やメモリースロット×2本仕様など、機能は削られるが6000円台の格安マザーボードも豊富だ。
「予算に余裕があり、将来のアップグレード性を気にしないなら、1万円台ながらハイパースレッディングを搭載し、2コア/4スレッドになった「Pentium G4600」や「Core i3-6100」ですが、初期コストや将来性を重視するなら、第7世代APUは悪くないです。見積もり構成は、定番パーツを使いましたが、数量限定の週末特価品などを、うまく使えば、PC本体はOS別で5万円アンダーも狙えますよ」とのことだ。
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