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コスパ&コスト重視の秋のPC自作レシピ 第1回

動画配信もおまかせ! PUBGを遊べる低コストPCを組み立てる

2017年10月16日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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ゲーミングPCにはIntel LANがベスト

 「Ryzen 5 1600X」と組み合わせるSocket AM4マザーボードには、X370チップセットを搭載するASRockのゲーミング向けの「Fatal1ty X370 Gaming K4」を選択。

ASRock「Fatal1ty X370 Gaming K4」。5050 4pinを2基備えるなど、LEDライティング機能も装備

 マザーボード選びは、BIOSの更新が頻繁で、メモリー周りのカスタマイズがマメに行なわれているASRock製、かつ負荷が低く、安定した通信が行なえるIntel LANチップ搭載モデルのなかからチョイスしたとのこと。

 「Fatal1ty X370 Gaming K4」は、2万円近くするが、ニチコン製12K耐久コンデンサなどの高耐久コンポーネントをはじめ、“Fatal1ty マウスポート”、“Creative Sound Blaster Cinema 3”といったゲーミング向け機能を搭載。不満なく、長く使えるだろう。

 なお、オーバークロックして、さらなるコストパフォーマンスアップを狙える定格3.6GHzの「Ryzen 5 1600X」。そのCPUクーラーにYさんは、冷却性能と静音性のバランスが良く、扱いやすいCRYORIGのミドルレンジ向けサイドフロー型空冷クーラーの「H5 UNIVERSAL」をチョイスしている。

CRYORIG「H5 UNIVERSAL」。AM4リテンションキットでSocketAM4に対応する

RyzenプラットフォームはOCメモリーを視野に!

 今回の構成は、安定動作を重視してメモリーは、SanMaxのDDR4-2400動作品だが、「Ryzenはメモリークロックがパフォーマンスに影響するので、オーバークロックメモリーもオススメです。実際、PUBGをプレイしていると、GTX 1070でもたまにカクツキが発生しますが、メモリークロックを上げると、かなり改善されますよ」とのことだ。

構成では、信頼性に定評のあるSanMaxのDDR4-2400 8GB×2枚セットをチョイス

コストはかかるが、3000MHz動作などに対応するRyzen向けのOCメモリーが、G.SKILLなどから登場している

 Yさん自身は、メーカー製オーバークロックメモリーではなく、Ryzen環境との相性が抜群で、2400MHz動作品ながら3000MHz台での動作報告がウェブで広まり人気となった“Samsung Bダイ M378A1K43BB2-CRC”を使用。DDR4-3000MHz、CL17で動作させているという。

メモリーの動作クロックやCLについては、ひほすけさんが同店ウェブで連載している「Arkな日々」の【#77 知っておきたい!マネージャーによるメモリ講座!その壱】をチェックするといい

NVMe SSDやGTX 1070など定番パーツで構成

 そのほかはゲーミングPC構成の定番パーツで固めているYさん。画質にこだわりつつ、「PUBG」を快適に遊べる「GeForce GTX 1070」に、Western Digital製NVMe M.2 SSDの「WD Black PCIe 256GB(WDS256G1X0C)」を選択。ライトパフォーマンスは最大800MB/secと低めだが、リードは最大2050MB/secの十分なパフォーマンスを発揮する。さらにデータHDDに、東芝の7200rpm 1TB HDDの「DT01ACA100」を搭載している。

デュアルファンクーラーを採用するZOTACのGeForce GTX 1070搭載ビデオカード「GeForce GTX 1070 Mini 8GB」

Western Digital製256GB NVMe M.2 SSDと東芝製1TB HDDでデュアルストレージを構築

Antecの静音志向PCケースの「P100」を採用。密閉タイプのフロントパネルや遮音サイドパネルがポイントだ

電源ユニットはフルプラグイン仕様のCyonic「AU-650X」。80PLUS GOLD認証で、容量は650W

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