東京ゲームショウ2017レポート 第29回
あの話題のVR専用ゲームの“カノジョ”も登場
TGSで「VIVE」を採用したVRを厳選紹介、その理由も聞いてみた!
2017年09月22日 23時00分更新
9月22日(木)から25日(日)の4日間にかけて幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2017」。日本最大のこのゲーム展示会では昨年の2016年からVR/ARコーナーが新設されており、数多くのVR/ARコンテンツが披露されています。
ブースごとに使用しているVRデバイスは異なりますが、どのような理由からVRデバイスは選ばれているのでしょうか? この記事ではHTCの「VIVE」を使っていたVRコンテンツを紹介しつつ、またそのメーカーがVIVEを採用した理由について解説していきます。
「GOLDRUSH VR」ハシラス
これまで27種類84筐体のロケーションベースVR(施設体験型VR)を制作してきたハシラスが、ソニー・ミュージックエンタテインメントと業務提携後の第一弾タイトルとしてリリースしたのが「GOLDRUSH VR」。VR空間を自由自在に動くことができるフリーローム型で、遺跡探検をモチーフにしています。
ゲームでは、遺跡の入り口→遺跡の部屋→神殿とステージを移動しますが、移動する手段としてトロッコが用意されています。トンネルを疾走する移動中にはジェットコースターのような爽快感も味わえます。
GOLDRUSH VRは本来バッテリーを内蔵し、背負うタイプのバックパックPCにより、ケーブルレスで体験できるVRコンテンツですが、東京ゲームショウの電波状況が非常に厳しかったため、バックパックPCをブース上の柱に固定し、そこからケーブルを伸ばすという運用方法が採られました。
「GOLDRUSH VR」でVIVEが採用された理由は単純明快で、Oculus Riftではフリーローム体験ができないためとのこと。またVIVEは本来3×4mがルームスケールの上限ですが、ハシラスが独自に検証した結果、5×5mでも動作することが確認できたことも理由のひとつとのことです。
ポリフる ライブ DE リズム!」テレビ朝日メディアプレックス
テレビ朝日メディアプレックス「ポリフる ライブ DE リズム!」は、アイドルのステージパフォーマンスを鑑賞しながら、曲に合わせて「オタ芸」的に全身アクションを堪能する、いわゆる「音楽ゲーム」です。
単にケミカルライトを振り回すのかと思いきや、飛んでくる宝石のような光を叩いたり、前方に現れる光の輪にケミカルライトを差し込んだり、前方に表示されるポーズを瞬時に真似るなど多彩なアクションが要求されます。恥ずかしがっているヒマなどなく身体が勝手に動いてしまいますよ。
また、基本ふたりでプレイして、オタ芸を競い合うという対戦要素がゲームを盛り上げます。画面にはつねに自分と対戦相手のスコアが縦グラフで表示されているので、意識せずとも自然にアクションに気合いがはいるというものです。
VIVEを採用した理由は、調達のしやすさとハンドトラッキングコントローラーを同梱するVRデバイスとしての実績とのことです。
この連載の記事
-
第51回
ゲーム・ホビー
TGS2017ウォーゲーミングブースでCEOと「WoWS」担当者に突撃インタビュー -
第50回
デジタル
カワイイ&美しい! TGS2017 Xperiaブースのコスプレ&コンパニオンさんを71枚の写真でプレイバック -
第49回
デジタル
11月末には出荷開始か?デルのMRHMD「Dell Visor」を体験してみた -
第48回
デジタル
これが真の悪魔召喚かっ!?真・女神転生のVRがリアル過ぎて大興奮 -
第47回
VR
Gが違う!SF的なVR飛行体験を360度回転する「GYRO VR」がヤバすぎる -
第46回
デジタル
Fallout 4の世界や165キロの豪速球などVIVEブースのVR体験がヤバイ! -
第45回
デジタル
まさかの展開! 王者GALLERIAが覇者を迎え撃つ、WoT「PCメーカーチャレンジカップ」 -
第44回
ゲーム
CoDやグランツーリスモなど、SIEの最新作を先行プレーしてきた -
第43回
ゲーム・ホビー
FGOと艦これの人気強し! TGS2017 コスプレレポート -
第42回
PCパーツ
ウメハラ選手の逆転劇が神ってるHyperXブースのストV対戦レポ -
第41回
デジタル
念願の1回戦突破なるか、チームLEVEL∞がWoTメーカー対抗トーナメントで激闘! - この連載の一覧へ