ズバッと解決! Windows 10探偵団 第315回
「既定の起動設定やその他のオプションの変更」をクリック
Windows 10でマルチブート時の既定OSや表示名をカスタマイズする
2017年09月11日 09時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
調査依頼
マルチブート時の既定OSや表示名をカスタマイズする
「第313回 PCにもうひとつWindowsをインストールする方法」で紹介したように、複数のWindowsを1台のPCにインストールすると、起動時に選択画面が開く。項目を選ぶか、一定時間経過すると選択されているOSが起動する。もちろん、これらの設定もカスタマイズすることができる。OSの選択画面が開いたら、「既定の起動設定やその他のオプションの変更」をクリックしよう。
例えば、初期設定では30秒経過すると、自動的に既定のOSが起動するようになっている。基本的に決まっているなら「5秒」にしたり、毎回選択するので勝手に起動しては困るというなら「5分」に設定することもできる。
既定のOSを変更することもできる。通常は後からインストールしたWindowsが既定に設定されているが、「既定のオペレーティングシステムの選択」を開いて、選択すればいい。
OSの表示名はこの設定画面からは変更できない。まずは、どちらかのWindowsにサインインしよう。Windows 10では、まず管理者権限でコマンドプロンプトを開く。続いて、「bcdedit /v」と入力する。すると、ブートローダーに登録されている項目の情報が表示される。変更したい項目の識別子=「identifier」を選択し、タイトルバーの右クリックメニューからコピーする。
続けて、「bcdedit /set」と入力したら識別子をペーストする。さらに続けて「description "名前"」と入力すればいい。例えば「bcdedit /set {identifier} description "名前"」のように入力する。Enterを押して、「この操作を正しく終了しました」と表示されたら完了。再起動後から、Windowsの名前が変わっているはずだ。
これでズバッと解決!
OSの選択画面から「既定の起動設定やその他のオプションの変更」を開いて設定したり、コマンドプロンプトから「bcdedit」で設定をカスタマイズできる。
Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!
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