この夏の「ほしいものリスト」に入れるべき
佐藤まが迷って決められない最強ガジェット「10.5型iPad Pro」「Galaxy S8」
2017年07月03日 11時00分更新
この時期になるとふと考えてしまうのが、「ボーナスで何を買おう」ですよね。あれもこれもと欲しいものをリストにまとめていると、あっという間にボーナスの額を上回ってしまうのではないでしょうか。となると、優先順位を決める必要があるわけです。
そこで、毎年のようにスマホやタブレット、スマートウォッチ、パソコンなどを買っているほどガジェット好きの僕が、「この夏に買うべき最強デジタルガジェット」として、「10.5型iPad Pro」「Galaxy S8」の2製品を提案します。
10.5型iPad Proは手のひらで楽しめる最強の娯楽端末だ
今年のiPadは一味違います。まず、ディスプレーサイズが9.7型から10.5型へと大きくなったうえ、処理性能もパソコン並みにスペックアップしています。本体サイズはほとんど変わらないのに20%も大きいディスプレーを搭載できたのは、そのぶん画面の縁を細くしたから。わずか数ミリの違いが、大きな変化をもたらしてくれましたよ。
実際に10.5型iPad Proを購入して3週間ほど使ってみて感じた、今買うべき理由を紹介したいと思います。
■音楽を聴きながら雑誌を読むのが楽しい
画面サイズが10.5型へ大型化したことで、電子版の雑誌が原寸に近づきました。9.7型iPad Proと見比べるとよくわかるのですが、ベゼルが細く無駄のないデザインとなり、より自然な感覚で雑誌が読めるようになりました。ただ、ベゼルが細くなったぶん、端末を持った際に指がディスプレーの端を触ってしまい、たまに意図せずページを送ってしまうことがある点には注意が必要です。
個人的には、休日にゆっくりApple Musicを聴きながらdマガジンで雑誌を読むのが至福の過ごし方です。そこにコーヒーがあれば最高ですね。10.5型iPad Proは読み込み速度が早く、dマガジンでパラパラと素早くページ送りしても難なくこなせるためストレスを感じません。雑誌を見ていて気になったことがあればすぐにブラウザーでウェブ検索ができますし、面白いネタを見つけたらその場でSNS投稿も可能です。
また10.5型iPad Proには4つのスピーカーを搭載し、前モデルよりもさらに音質が向上しているのもポイントです。端末を縦/横どちらで持っても状況に合わせて音の向きが変わり、そのときの最適な環境で音楽が楽しめるので、雑誌を見開きでも1ページずつでも好きなスタイルで音楽を聴きながら読むことができます。
もちろん「AirPods」との相性も抜群。iPhoneと同様に一瞬でペアリングが完了するうえ、バッテリーが10時間保つ10.5型iPad Proの電源が切れる最後まで問題なく使えます。何より接続が途切れることがほとんどないため、旅行や出張などの移動時でも安心して利用できます。
■ディスプレーの進化がすごい
10.5型iPad Proでは、リフレッシュレートが最大120Hzになったことで滑らかなUIを実現しています。これをわかりやすく表現すると、「とにかくヌルヌルでサクサク動く」ということ。ブラウザーでウェブページをスクロールしてみると、その違いがよくわかります。試しにゆっくりとスクロールしてみると60Hzでは文字がかすれてしまいますが、120Hzではスクロールしているあいだでもはっきりと読み取れるほど綺麗なのです。この気持ちよさに慣れてしまうと、もう戻れないでしょう。
ちなみに設定の中にある「フレームレートを制限」を切り替えると、これまでの60Hzに戻すことも可能なので、気になった人は実際に店頭でスクロールして見比べてみてください。
■夜は映画やテレビドラマを観て夜更かし
先ほどもお伝えしたとおり10.5型iPad Proでは音質が向上しているので、音楽を聴く以外に動画を楽しむのにも最適な端末です。没入感が前モデルよりも増しており、アマゾンのプライムビデオやNetflix、Huluなどが存分に楽しめる、タブレットとして申し分ないクオリティーだと感じます。
特にリビングや寝室に持ち込んでしまったら夜更かしは必至。家中どこにでも持ち運べて、手元でこれだけ迫力ある映像と音質が味わえるのは魅力です。また、旅の思い出に撮った写真や動画を10.5型の大画面で楽しむのもオススメの活用方法ですよ。
余談ですが、最近では動画配信サービスや音楽サービスを利用しても通信制限のかからない便利なSIMカードがあるのをご存知でしょうか。例えば、YouTubeやAbema TV、Apple Musicなどが使い放題となるBIGLOBE「エンタメフリー・オプション」、YouTubeとTwitterが対象となる「DTI 見放題SIM」などがあります。これらと10.5型iPad Proを組み合わせて使えば、外出先でも通信制限を気にせず各サービスが使い放題になるという夢のような楽しみ方があるのも見逃せないポイントです。
10.5型iPad Proをパソコンとして使うにはまだまだ物足りなさがあるものの、割り切って動画や電子書籍・雑誌などを楽しむための娯楽端末として利用するなら最強の端末です。またApp Storeにはゲームアプリが豊富なので、1家に1台あるだけでさまざまな用途に活用できること間違いなし!
今までのスマホに飽きたら迷わず「Galaxy S8」を選ぼう
2つ目の最強デジタルガジェットは、サムスン電子「Galaxy S8」です。発売からまもなく1ヵ月が経ちますが、購入してまったく後悔していません。それほど完成度が高く、たくさんの人にぜひ使ってほしい1台です。
まず、これまでにない新しいデザインが魅力のひとつです。「Galaxy edge」シリーズ特徴の「両面エッジデザイン」を採用したことに加え、ホームボタンを廃止して画面上下の縁を細くしたことで前面がほぼディスプレーになりました。昨今のスマホはどれも見た目が似ていて差別化するのに苦労しているようですが、Galaxy S8シリーズの登場でイメージが一気に変わりました。おそらく他のスマホメーカーも追いかけるように似たデザインの端末を出してくることが予想され、今後は「ベゼルレスデザイン」がトレンドとなるでしょう。
今までのスマホに飽きたという人は、まず一度Galaxy S8を触ってみることをオススメします。ほかの同じサイズのスマホと比べて、画面のサイズが圧倒的に大きいことに驚くはずです。触ってすぐに不思議な感覚になるかもしれませんね。
■縦長になったディスプレーにはメリットが多い
昨年発売された「Galaxy S7 edge」と比較すると、ディスプレーは16対9から18.5対9と縦長になり、本体サイズは高さおよそ2mm、横幅5mm小さくなったにも関わらず画面は0.3インチほど大型化しています。これにより、1画面に表示できる情報量が増加しました。
ディスプレーが縦長になったことで、ウェブブラウジングやInstagramなどのSNSチェックがこれまで以上にはかどります。また、アプリごとに全画面表示のオン/オフ切り替えが可能で、対応するアプリなら比率にあわせて自動調整してくれます。僕のような方向音痴の人には、グーグルマップで利用するのが一番メリットを感じられるかもしれませんね(笑)。
そしてAndroid 7.0より搭載されている、画面を2分割して2つのアプリを同時に起動できるマルチウィンドウ機能を使うのにもGalaxy S8の縦長画面が威力を発揮します。例えば、上画面ではウェブサイトを表示しつつ、下画面でメモをとるといったこともやりやすくなっています。さらに、特定のアプリで一部を切り取って画面の上部に常時表示させることもできますが、この場合はより大きなディスプレーの「Galaxy S8+」のほうが適していると言えます。
動画視聴に関しては、拡大表示で広いディスプレーをフル活用でき、ややトリミングされてしまうものの迫力ある動画が楽しめます。また端末の角はエッジ状で丸みがあるため、長時間持っていても手に馴染んで視聴の邪魔をしません。
なおGalaxy S8で採用している18.5対9という画面アスペクト比は映画コンテンツのトレンドを考慮したもので、一般的なビデオコンテンツの16対9とハリウッド映画の2.35対1とのあいだをとっているそうです。そのため、さまざまな画面に合わせて作られたコンテンツをより大きく表示できるようになっています。ただ単に縦長の大画面にしたのではなく、きちんと考えられてデザインされているわけですね。
というわけで、10.5型iPad ProとGalaxy S8を紹介しました。どちらも共通しているのは、ベゼルが非常に薄くなったという点。見た目の違いはもちろんのこと、実際に使ってみるとそれ以上に新しいデザインにわくわくしますよ。
できることなら両方を買ってしまいたいところですが、どちらか片方だけを選んでもきっと後悔はしないはずです。さあ、ボーナスで最強ガジェットを買おう!
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