このページの本文へ

最強ミラーレス一眼「α9」とお安くなった「α7II」、どっちを買うべきか!? 第3回

きれいなボケと美しい暗所撮影……フルサイズ一眼で撮る写真の世界

2017年05月30日 12時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

おすすめレンズ2本の画質をチェック!

 ここからはレンズ2本の撮影サンプルを見ていこう。まずはFE 24-70mm F2.8 GMからだ。

FE 24-70mm F2.8 GM広角側

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 絞り開放から全域でシャープネスが高い。開放では若干周辺光量の不足があるが1段絞れば解消する。F8.0くらいから絞っていくと徐々に解像力の低下があるようなので、絞って使う場合には注意だ。

FE 24-70mm F2.8 GM望遠側

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 絞り開放では若干甘さがある。1段絞ったほうがいい。F8.0くらいまでは解像力の高さをキープできているが、それ以上絞ると徐々に低下していく。

FE 85mm F1.4 GM

F1.4

F1.4

F2.0

F2.0

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

 FE 85mm F1.4 GMは、絞り開放ではちょっと甘い感じ。ただし1段絞れば十分な解像力がある。F8.0くらいまではいい感じの解像力をキープできるが、それ以上絞ると徐々に甘くなっていく。

 絞り開放での甘さはソフトな描写と捉えたほうがいいだろう。85mmといえばポートレート用とまで呼ばれるレンズで、女性と撮るのに最適。その場合にはぜひとも絞り開放で撮ってほしい。

 ちなみに、最短撮影距離はレンズ前からの距離ではなく、撮像素子面からの距離なので注意しよう。大口径レンズの常だが、意外に近い場所にはピントが合わないのが難点でもある。

 コンデジやスマホなら気兼ねなく被写体直前数センチまで寄れるが、大口径のレンズになるとなかなかそうもいかない。

 しかし、それを補うのが交換レンズであり、その不便さも一眼カメラの醍醐味と言える。もし近くによって撮影をしたい場合には近い焦点距離のレンズでも口径が小さめのレンズを選ぶと近づいて撮影がしやすい。キットレンズなどは口径が大きくない分、その辺の対応もしやすい。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン