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「VAIO、法人向く。」の現在を探る第4回

Android版「VAIO Phone A」、仕事も個人ユースも1台でOK

スマホもVAIOにする意味は? コスト安なDSDS端末に1本化

2017年05月12日 09時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

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VAIOのこだわりが詰め込まれたスマートフォン

 それでは「VAIO Phone Biz」と同様のこだわりを持つ「VAIO Phone A」の特徴を紹介しよう。外観はご覧の通りVAIO Phone Bizと変わらない。ただ、内部仕様に若干変更を加えてAndroid OS 6.0を導入したものだ。5.5インチフルHDディスプレイを搭載し、CPUにオクタコアのSnapdragon 617(1.5 GHz +1.2 GHz)を採用。3GBのメモリーと16GBのストレージを内蔵する。

アルミ削り出しのボディーは、『VAIO Z』を彷彿とさせる。VAIOのロゴがエンボス加工されているのが、心をくすぐる。

 まず、SIMフリーで幅広い通信バンドをサポート。VAIO Phone Bizと違うのはバンド5(850MHz)に対応し、米国や韓国など海外で3G通信が可能になった。海外への出張時は、現地のSIMを差して利用すれば、経費も抑えられる。

 ドコモのキャリアアグリゲーションに対応する点もVAIO Phone Bizと変わらないが、さらにドコモのVoLTE音声通話にも対応する。ドコモ系MVNOでも利用可能だ。SIMはトレイ式で、2枚のSIMを利用できるようになっている。

 さらに今回、正式にデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)に対応。これはビジネス用スマホとしては非常に有益な機能だと思う。3G音声通話の2番号同時待ち受けが可能になり、LTE通信は片方のみだが、例えばビジネスとプライベートで分けたり、音声通話SIMとデータSIMとで分けたりできる。音声通話はキャリアを利用し、データ通信は安いMVNOサービスを利用するなど、経費を抑える効果も期待できそうだ。

SIMトレイにはnanoSIMとmicroSIMの2つ載せて挿入可能。ただし、nanoSIMとMicroSDカードは同時利用できない。
設定のSIMカードでオン/オフと、データ通信と音声通話の優先SIMの設定が可能。

 最近では、BYOD(Bring Your Own Device・従業員が個人所有の機器を業務で利用する)を導入している企業も少なくないが、従業員が「VAIO Phone A」を使っていれば、SIMだけを企業が支給して業務利用し、併せて個人利用のSIMも差しておけば公私分けて管理可能。スマートフォンの2台持ちせずにすむ。

 電波強度に関しては、従来と同様できるだけ最高になるようにアンテナの位置やカバーする材質など考えられた設計になっている。これは、設計部門と試験部門、製造部門が一つ屋根の下の工場で行なわれている強みで、Wi-Fiだけでなくキャリアの電波も試験できる環境が備わっている。これによりVAIOならではのフォルムと高性能を両立させた製品が生まれている。

アンテナ部分はどうしても樹脂にしないと電波強度が保てない。ただコーナーはアルミにしたいということで、設計と品質試験とで電波強度とデザイン性を両立させた。

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