メモリーは4GB以上で選びたい!
次はメモリー。現在は(タブレットではなく)PCとして売られているものでは最小が4GBとなっているものが多い。
Windows 10の動作する最小メモリー容量は1GBだが、大型アップデートが続き、OS自体が進化していっている現在、Windowsの新機能を存分に活かすためにはもう少し余裕を持ったメモリー容量が欲しい。
メモリー容量は大きければ大きいほどいいが、PCらしく使うには最低4GBは欲しいところ。特に、ストレージがHDDだと読み書きが遅いため、動作速度の面で厳しくなってくる。
最近のPCのラインナップを見てみると、HDD搭載機なら4GB、WindowsタブレットなどのeMMC搭載機なら2GBからとなっていることが多いため、あまりに遅いものは存在しないと思っていいことが救いだ。
ストレージがSSDやeMMCなど読み書きが速いものならば、メモリーが2GBでも問題ない……とまでは言わないが、なんとか我慢できなくもない。とはいえ、SSDやeMMC採用の小型のノートPCやWindowsタブレットも、最近は4GBメモリーの機種が増えてきたので、積極的にそれらの機種を選びたい。
今、軽快に動作することも重要だが、将来、Windows 10が更新を重ねていった場合に、快適に動作するメモリー必要量が増える可能性があることも考慮したほうがいいだろう。
ストレージは32GB……では足りない可能性も!
使いはじめて最初の問題になるかもしれないのがストレージ容量だ。現在、低価格のeMMC搭載機では、32GBというものが多い。
プリインストールアプリが多ければこれだけで容量が多く使ってしまうが、32GBあれば、多少のファイルの保存などもでき、使いはじめてあまり問題にならない……と思うかもしれない。
しかし、4月11日に公開された「Windows 10 Creators Update」など、Windowsのアップデートを繰り返していくと当然空き容量は少なくなる。
更新後に元に戻すためのファイルを消去してしまえば空き容量の問題はなくなるかもしれないが、更新中に一時的に容量がひっ迫してしまう可能性もある。
Windows 10からはメジャーアップデートはしないことになっているが、Windows 10 Creators Updateの後にも、機能追加の大型アップデートがあるのは確実で、容量の問題で大型アップデートが適用できない場合、問題が出てこないとも限らない。
32GBではなく64GBなら安心かと言うとこれも不確実だが、32GBよりもずっと安心なのは確かだ。
データを同期や保存して持ち歩くような使い方の場合は、さらに大きな容量を持っているほうが安心。保存データが多い人は動作の遅さを我慢できるならHDD搭載機を選ぶという手もある。
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