PC、タブレット、スマートフォン……どれも高いモノから安いモノまであるわけだが、単純に安ければ悪いモノ、高ければいいモノとなっていないところが面白い。
そこで、安いモノの中でもいいモノ、コスパの高いものを選ぶ方法を紹介していく。今回はPC編。おおむね3~5万円という価格を前提に選び方を紹介しよう。
最近の低価格PCを買う場合はココに注目!
現在のPCのなかでも、最安クラスに属する製品が3万円台。価格比較サイトを見るといくつか製品があるが、Windowsタブレットやそれにキーボードが付属した2in1タブレットを除き、PCとしてそこそこの大型画面や光学ドライブの装備したものとなると、数が限られてくる。
PCに対する要求は人それぞれだが、スマートフォンが普及した今、PCらしい使い勝手を考えれば、大型画面や光学ドライブの装備といった母艦的なスペックは欲しい。
一方で、最近のPCはCPUよりもメモリーやストレージが処理速度のネックになりやすい。このため、メモリー容量やストレージの種別(HDDかSSD/eMMC)が重要な要素になる。
ということで、低価格PCを選ぶ際のポイントは以下のとおりだ。
- メモリーは4GB以上
- ストレージは32GB以上。できれば64GB以上
- 光学ドライブや液晶サイズなどは使い方に合わせて
画面サイズやPCの形状などを選ぶ
持ち運ばないなら大きめの液晶を!
まず、どう使うかを考えた上で、画面の大きさや光学ドライブの有/無などを最初に決めておきたい。家でじっくり使うなら、画面は大きいほうがよく、光学ドライブも一家に1台くらいはあったほうがデータのやりとりという点では安心感が違う。
持ち運ばないのであれば、画面は大きいほうがおすすめだ。大きければ見やすいことはもちろん、タブレット、スマートフォンを併用する中でのPCとなれば、画面が大きくないと意味がないとも言えるだろう。
もちろん、PCを持ち歩きたいというのであれば、画面サイズが小さいものもいいだろう。
小さい画面のPCとなると11.6型が思いつくほか、持ち運びができるWindowsが搭載されたPCという範囲で選べば、Windows タブレットやそれにキーボードが付属した2in1機も必ずチェックしておきたい。
通常のWindows搭載PCとして使い勝手がいい機種であっても、「タブレット」に分類されてしまえば、せっかくいいモノであってもその存在に気が付かないことがある。
小型で持ち歩きを考慮するのであれば、必ずタブレットのWindows搭載機のチェックも忘れずにしておきたい。
そして、実際に選ぶ際は、メモリーとSSDやHDDなどのストレージ容量を必ず確認しておきたい。
詳しいことは後述するが、Windows 10は知らず知らずのうちにOS自体が更新されて新機能が増えていくものであり、メモリー、ストレージ容量がWindows 10の今後の更新した状態のWindows機の動作や、更新作業に支障がないほど余裕がある必要がある。
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