新生活に!! 低価格でも後悔しない【無線LANルーター特集】 第6回
セキュリティーを高める方法を3段階に分けて紹介
あなたの無線LANルーターは大丈夫? 安全に使うためにセキュリティー設定を見直そう
2017年03月21日 13時00分更新
できればやっておきたい推奨設定
基本設定に比べれば重要度は低くなるものの、より安全に使うために推奨したい設定項目が、これから紹介する4つだ。設定そのものというよりも、実際の利用シーンでセキュリティーを高める方法といったほうが近いだろう。中でも重要なのが、来客へと無線LANを提供するときに便利なゲスト機能の活用だ。一時的にウェブ接続だけを提供したい場合に重宝する。
・来客への開放はゲスト機能を使う(ネットワークを分離する)
普段使っているSSIDに接続させてしまうと、NASに勝手にアクセスして大切なファイルを消してしまったり、コピーして持ち帰るといったようなイタズラをされてしまうことがある。こういったトラブルを未然に防ぐためにも、ゲスト機能を活用しよう。ゲスト機能を使えば、ウェブ接続できるものの、家庭内LAN(イントラネット)には接続できないようネットワークを分離できる。
なお、いくらゲスト機能があるといっても一時的な開放に留め、常用させないのは基本中の基本。たとえ近所の人の頼みであっても、トラブルを避けるために断るようにしたい。ゲスト機能が必要ないときは、機能そのものをオフにしておくといいだろう。
・WEPしか使えない古いゲーム機を使う場合はセカンダリSSIDに
いくらWEPが危険だとしても、WEPしか対応してないゲーム機もある。こういった機器を使いたい場合は、ゲーム機専用として暗号化にWEPを使ったセカンダリSSIDを用意し、さらにネットワーク分離機能を使い、家庭内LAN(イントラネット)とは隔離しておくといいだろう。なお、ゲスト機能と同じくゲーム機を使わない場合はオフにし、必要なときだけオンにするよう心がけたい。
・タイマー/スケジュール/省電力機能を活用する
無線LANを常時使えるようにしておくのは便利だが、家に誰もいない間も使えるようにしておくと不正に接続されてしまう危険が高くなる。必要なときだけ無線LANを使えるようにしたければ、タイマーやスケジュール、省電力(ECO)機能を活用しよう。曜日や時間で自動的に無線LANをオン/オフしてくれるので、一度設定してしまえば切り替える手間がない。また、電波を止めればそれだけ省電力となるため、電気代もわずかだが節約できる。
・ファームウェアの更新はなるべく早めに行なう
無線LANルーターはセキュリティー向上や機能の追加、バグの修正といった更新がされることが多い。普通に使えているからといって更新をサボらず、なるべく早く最新ファームウェアへと更新しておこう。致命的なバグを放置しておくと攻撃され、不正な接続、踏み台などとして使われてしまう危険があるからだ。ファームウェアの自動更新機能がある場合は、オンにしておきたい。
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