MONOとSHINE LITEの機能はシンプル
g07はやや独自性強め
最後に独自機能や便利機能を見ていく。
MONOはGoogleとドコモ製アプリが並び、この端末ならではというアプリは無い。
ただ本体の機能の設定として「LEDインジケータ」の表示設定や、電源ボタンの2回押しでカメラ起動、ボタンを押さずに応答スタイルになるだけで通話が可能な「スグ電」、マナーモードスイッチのバイブレーションのオン・オフ、スマートカバー設定など細かい機能は用意している。
他にもナビゲーションキーの変更(と言っても左右のキーを反転するのみ)や、省エネ設定(これもAndroidそのまま)もあるので、設定からのカスタマイズはある程度可能だ。
g07はDSDS対応ということで、SIM管理アプリがあったり、検索やブラウザーのトップページが「goo」になっていたり、「gooメモ」があったりと“gooのスマホ”っぽさを感じる部分もある。ホーム画面も実は3種類あるが、初期設定では「g07ホーム」となっている。
また同じNTTグループのOCN モバイル ONE用のユーティリティーや通話サービス用アプリ、キュレーションアプリの「milkfeeder」など、グーグル製以外のアプリも数多い。
Androidの設定ではあるが、Wi-Fiと3G/4Gを同時に使用して大容量の通信を行う「ターボダウンロード」、ナビゲーションバーや側面に用意されたマルチファンクションキーの割り当てを変更するなどのカスタマイズが可能。またg07の売りとして指紋認証センサー搭載があるものの、他社の上位クラスのそれと比べて、指の動きにシビアな印象だ。
SHINE LITEはグーグル以外のアプリも用意しているが、基本的な機能のものが用意されている印象。見慣れないものはPCや他のスマホとのファイル移動をWi-Fi経由で手軽にできる「Xender ファイル移動」くらい。PC連携アプリやメモリ解放機能、Alcatel独自のアプリストアも用意されている。
g07と同じく「ターボダウンロード」や、デュアルSIMの設定もあり、また細かいジェスチャー機能もある。シンプルではあるが、アプリの作りで海外製スマホであることを感じられる場面もある。
格安スマホ同士ならMONOは相当強いぞ!
スタミナ勝負はMONOとSHINE LITEの一騎打ちだが、初回の動画2時間再生時に大差をつけたのでMONOの勝ちとしたい。となると、これで3度目のMONOの勝利となり、総合優勝でも文句なしと言える。
MONOは初回の料金でSIMフリー勢には勝てなかったものの、スペック自体はミドルクラスでもやや上ということもあり、性能自体は一歩勝った。月々の料金はやや高くなるが、ストレスなく使えそうだ。
そんなMONOに肉薄していたのはg07だったが、なかなか勝てない。今回の3機種の中では2番手の印象。とはいえそれだけ安定感はあり、大画面に魅力を感じるのなら選択肢に入る。
SHINE LITEはどうしてもスペックで見劣りするが、カメラ比較、スタミナ比較では光るものを見せた。格安スマホらしく、シンプルに使うには良さそうだ。
次回はスタミナ重視でスマホを比較する予定だ。お楽しみに。
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