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アウトカメラ頂上決戦! 苦手なシーンで撮影対決! 第1回

カメラ自慢のスマホで夜景を綺麗に撮影できるか極限テスト!

2017年02月06日 12時00分更新

文● 林 佑樹 編集●スピーディー末岡/ASCII.jp

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広角撮影が楽しい
LGエレクトロニクス「isai beat」

 任意に切り替え可能な標準レンズと広角レンズがある。標準レンズは1600万画素、F値1.8、OISアリ。広角レンズは800万画素、F値2.4、OISアリとなっており、広角側は35mm換算で約12mmと、とても画角が広い。

 夜景ではシャッター速度を思いっきり落として、ISOを上昇させているため、やはりスマホの画面上で見て「一応問題ない」レベル。これは標準・広角側共通となっている。なおEXIFを見ると、なぜかISO設定値が記録されていなかった。

1/8、F1.8。標準レンズ。拡大してみるとディティールがフワフワであり、フォーカスが合っているのか不安になるほど

1/7、F2.4。広角レンズ。シャドウ部の塗りつぶし方が上手く、雰囲気が出ている

1/9、F1.8。信号機の立体感が優秀。歩道橋の色合いもよく、街中撮影用としてイイ感じ

1/9、F2.4。大変よくワイド感が出ており、またよく写っている。手持ちの場合はしっかりと構える必要はあるが、夜の町並み撮影が楽しくなるだろう(実際、楽しかった)

デュアルレンズが優秀
ファーウェイ「Mate 9」

 デュアルレンズ仕様だが、カラーセンサーとモノクロセンサーで同じものを撮影し、それを合成したものを出力している。カラーセンサーは1200万画素、モノクロセンサーは2000万画素。F値はともに2.2。モノクロ側でディティールや階調の高精細なデータを得られるため、他のスマホと違った解像感のある写真を撮りやすい。

 レインボーブリッジのカットはノイズが厳しいものだったが、交差点については、雰囲気ある写真になった。また、デジタルズームは2倍でも違和感がなく実用的だ。これもカラーセンサー+モノクロセンサー仕様のメリットである。

1/4、F2.2、ISO1250。ノイジーだが、ディティールはしぶとく残っているほか、階調もしぶとい

1/4、F2.2、ISO1000。ISO1000とは思えないディティールで、デュアルセンサーの強みが出ている。シャッター速度的に人を入れるのは現実的ではないが、ちょっとした風景撮影用としては良好すぎるデータだ

手ぶれ補正ナシなので苦しい
FREETEL「RAIJIN」

 リアカメラは1600万画素、F値2、OISナシ。カメラ機能は同じFREETELの「極2」と共通しており、カメラユニットが異なるが、路線としては似ている。光学手ぶれ補正がないため暗所撮影に弱く、またISOも基本高くなるため、夜間撮影には向いていない。バッテリー容量が特徴の端末なので仕方がないが、比較的明るい場所ではごくフツーに撮影できる。

1/10、F2、ISO1520。エッジがフワフワする勢いで敗北している

1/10、F2、ISO1520。信号機を見てもわかるが、PCパネルだけでなく、スマホの画面でもかなり眠い雰囲気になる

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