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ふぉんじょ×ふぉんじょ 第10回

小栗かこ×村上来渚

趣味も聴き方もまったく違う!! GEMの音楽事情を聞いてみた (2/3)

2017年02月03日 18時00分更新

文● 編集● 荒井敏郎(TOKYO IDOL NET) 写真●西村一光

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2人の間でまったく異なる、音楽の趣味と聴き方

──普段GEMのメンバーがよく聴いている曲など知っていますか?

2人 うん。

村上 みんなそれぞれ楽屋とかで曲を流してて、「あーこういう系ね」って思うことがある。なっちー(南口奈々)は「日本語」みたいな。

小栗 邦楽ね(笑) 

──お二人がよく聴いている曲はどんなジャンルですか?

小栗 私はバンド系。

村上 私は洋楽ですね。洋楽は重低音とかキック音とかが強いので、ヘッドフォンで聴いてると楽しいんです。めっちゃリズムが速いサイケっぽい曲とか、『スクリレックス』とかの「ズズズズ」みたいな曲は超テンションが上がります!

──テンション上げるために聴くんですね。

村上 テンション上げる時しか音楽を聴かないです。悲しい時に悲しい歌聴いたら沈んじゃうじゃないですか。

小栗 え~。

村上 わかってるんだよ! ってなる(笑) 悲しい時こそ、めっちゃテンション上がるバカみたいな曲を聴いてます。

小栗 珍しい……。

村上 そう? だって失恋した時に失恋の曲とか聴いたら、きっとどんどん悲しい気分になると思う。

小栗 でも失恋した時に「イェーイ!」っていう曲を聴いたら感情移入できないと思う(笑) 

──そうですよね……普通は(笑) 

村上 そうなんですか? でも、むっちゃテンション上げたい時にバラードを聴く時もあります。なんか、今『Adele』の『Hello』にハマってて、バラードなんですけど、むっちゃテンション上がるんですよ。ひとりで家で大音量でかけて、ひとりで歌ってるんです! それで朝が始まります!

小栗 朝はちょっとしっとりしたいかな。

村上 いやいや、あかんあかん。

──バラードでテンション上げるって新しいですね。

村上 Adeleが「わーっ!」て歌ってるじゃないですか? 一緒に歌うんですよ、「わーっ!」て! で、楽しくなる。

小栗 近所迷惑だよ絶対。

──家ではヘッドフォンで聴きますか? スピーカーで聴きますか?

2人 スピーカーです。

村上 コンポで。

小栗 Bluetoothのスピーカーです。あ、でも、ヘッドフォンして帰ったら、そのまま聴いてます。

村上 え~!?

小栗 で、お風呂入る時に、「あっ」ってとります。

──なるほど。最近は両隣に聴こえないようにっていう理由で、家でもヘッドフォンの人も多いみたいですよ。

村上 たぶん防音だなって思ってます。

小栗 私はそう思ってないから、そんな深夜までは流さないです(笑) 

村上 一時期、ちょっと大音量でDJの練習してたら、トビラに張り紙がしてあって、隣の人からの苦情でした(笑) 

小栗 (笑) 

村上 夜中にやってたので(笑) 

──なかなかいないですよ、張り紙される人(笑) 

小栗 うん。やっかい(笑) 

──小栗さんは、普段どんな曲を聴くんですか?

小栗 好きなバンドさんですね。『Suchmos』(サチモス)さん、『SUPER BEAVER』(スーパービーバー)さん、『UNISON SQUARE GARDEN』(ユニゾン・スクエア・ガーデン)さん、『My Hair is Bad』(マイヘアイズバッド)さん、『SHISHAMO』(ししゃも)さん、『フジファブリック』さんとか……あ、あと『Mrs. GREEN APPLE』(ミセスグリーンアップル)さん、最近めっちゃきてます!

村上 全然わからない(笑) 

小栗 シャッフルで聴いてます!

──あ、では誰かにハマってそれだけって感じじゃない……。

小栗 最初は『ONE OK ROCK』(ワンオクロック)さんにハマったんです。バンドって「うぇー!」って声を発する人たちだと思っていて、「ちょっと嫌いかな?」って思ってたんですけど、なんかワンオクさんの曲を聴いたら「なんじゃこの人たち!?」ってなって、『Wherever you are』をずっとメンバーに聴かせてました(笑) 

村上 そうだ。いろいろ聴かせてるよね。Suchmosには少しずつ動いてるかも(笑) 

小栗 マネージャーさんがSuchmosさんにハマってくれて、車の中とか楽屋で流してくれるようになりました! ありがたい。

──そういう好きなバンドの曲をシャッフルで聴いてるんですね。

小栗 朝起きて、今日は「誰にしよう?」って決めるんですよ。その最初の1曲だけ気分で決めて、あとはシャッフルです。

村上 シャッフル、やだ。

小栗 えー!!!

村上 らなはその時のテーマに沿ってプレイリストを決める。

小栗 え、飽きる。このあとこの曲がくるってわかっちゃうし。

村上 それがいい! それがいいんだよ! 決まってるから、「チャラーン……」って終わったあとに「ズンズンズン!」っていう曲が始まるんだったら、「チャラーン……くるよ~ズンズンズン!」みたいな感じがいいんだよ!

──聴き方が全然違いますね。

小栗 違~う。

村上 帰り道にプレイリスト聴いてたら、ここら辺に来たらこの曲がくるなとかわかって楽しいんですよ。

──やっぱりリズムを聴いてるんですか?

村上 はい。私は日本語の歌を聴くのが苦手で、なんか頭の中がパンクしちゃって何を言ってるのかわからなくなるんですよ。

──え、逆じゃないですか?

小栗 ちょっとおかしいですよ(笑) 

村上 おかしくないおかしくない! 日本語はちょっと疲れちゃうんですよ。

──逆に歌詞がないとダメな人もいるじゃないですか。

小栗 そっち系になりました。K-POPにハマってた時は、歌詞わからずにノリとかメロディーで楽しんでたんですけど、邦楽にハマってから歌詞重視になりましたね。洋楽を聴くときは、いったん和訳を見て、「あ、こういうことを言ってるんだ」って調べてから聴きます。

村上 バラードを聴くときは和訳見ます。Adeleは、「めっちゃ謝ってるやん!」て(笑) ただ、ちゃんと歌詞を聴くことができないので、「この歌のこの歌詞めっちゃ共感するよね」っていうのがないんですよ。

──でも歌ってますよね?

村上 そうなんですよ! そこが問題なんですよ!! 歌う時は、もちろん歌詞を重視して歌ってます!

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