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省スペースなのにハイパワー、横置き対応PC「ESPRIMO WD2/A3」外観チェック

2017年02月03日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●太田/ASCII

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 PCの筐体は大きければ大きいほど必然的に拡張性は高くなるが、大きなデスクトップPCは置き場所に困る。しかし、後々いろいろ追加してパワーアップしていきたいという場合、ミニタワー型PCなどが選択肢となるが、今回紹介する「ESPRIMO WD2/A3」は、ミニタワー型よりもさらに小さな筐体にも関わらず、ミニタワー並の拡張性を有しているデスクトップPC。

 しかも、設置スペースに応じて縦置きだけでなく、横置きも可能で、置き場所に困らないコンパクトさのPCだ。今回はこの「ESPRIMO WD2/A3」について、仕様や外観について紹介する。

「ESPRIMO WD2/A3」の外観。とてもコンパクトな大きさだ

 CPUにはインテル Celeron G3900(2コア/2スレッド/2.80GHz)を搭載。もっとパワーが欲しい人は、予算に応じてインテル Core i3-6100(2コア/4スレッド/3.70GHz)、Core i5-6500(4コア/4スレッド/3.20~3.60GHz)、Core i7-6700(4コア/8スレッド/3.40~4.00GHz)を選ぶことができる。今回お借りしたPCはCore i7-6700を搭載していた。

 GPUはCPU内蔵のインテル HD Graphics 510が標準だが、Celeron以外のCPUの場合、HD Graphics 530となる。こちらも NVIDIA GeForce GTX 745、NVIDIA Quadro K620を選択可能で、今回お借りしたPCではGTX 745が搭載されていた。メモリーはDDR4 SDRAMで4GBで、最大32GBまで増設できる。

 ストレージはデフォルトが500GB HDD。1TB、2TBへ変更できるほか、256GB、512GB、1TBのSSDもオプションとして用意されている。今回お借りしたPCには1TBのSSDが搭載されていた。また2nd HDDとして3TB HDDをオプションで搭載することもできる。ストレージを大容量のHDDにするのも一つの手だが、速度の速いSSDを積んで、データドライブ用に2nd HDDを用意するという選択も考えられる。画像や動画を扱うことが多い場合には検討してみるといいだろう。

 気になる大きさだが、外形は幅89mm×奥行き343mm×高さ332mm。縦置きの場合、安定させるためのフット(設置台)がつくが、その場合でも幅142mm×奥行き343mm×高さ347mm。野球の1塁ベースくらいの大きさといったらわかりやすいだろうか?

「ESPRIMO WD2/A3」を横置きにしたところ。接地面にはもちろんゴム足がついている

 「ESPRIMO WD2/A3」は本体のみでディスプレーはオプションとなっているが、必要であれば2万5000円程度で20型のノングレア液晶ディスプレーを追加することが可能だ。

 マシン前面にはDVDスーパーマルチドライブがあり、オプションでBDXL対応Blu-rayディスクドライブに変更することも可能。また、前面にはUSB 3.0ポート2基とマイク端子、ヘッドホン端子が配置されている。

「ESPRIMO WD2/A3」の前面。写真はスーパーマルチドライブのフタを開けたところだが、うまく収めたなという印象

 背面にはUSB 3.0ポート4基、USB 2.0ポート2基、PS/2ポートが2基、ラインイン端子、ラインアウト端子、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T準拠の有線LAN、DVI-Iコネクタ、HDMI端子がある。

「ESPRIMO WD2/A3」の背面

 PS/2ポートが2基あるので、マウスとキーボードをPS/2でつなげば、前面端子を含めてUSB 3.0が6基。USB 2.0が2基もあり、周辺機器の接続で支障が出ることはないが、標準でついてくるマウスとキーボードはUSB接続となっている。なお、オーディオについては、ラインイン端子、ラインアウト端子はついているが、スピーカーはオプションにも含まれていないので、別途購入する必要がある。

 「ESPRIMO WD2/A3」の基本構成は次の通りだ。

機種名 ESPRIMO WD2/A3
CPU インテル Celeron G3900(2コア/2スレッド/2.80GHz) ※今回のロードテストではインテル Core i7-6700(4コア/8スレッド/3.40~4.00GHz)を搭載
グラフィックス インテル HD Graphics 510 ※今回のロードテストではNVIDIA GeForce GTX 745を搭載
メモリー DDR4 SDRAM PC4-17000(4GB×1) ※今回のロードテストでは32GB(8GB×4)を搭載
ストレージ 500GB HDD ※今回のロードテストでは1TB SSDを搭載
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T準拠
インターフェース USB 3.0端子×6(前面×2、背面×4)、USB 2.0端子×2(背面)、HDMI出力端子、DVI端子、PS/2×2、ラインイン端子、ラインアウト端子、マイク端子、ヘッドホン端子、有線LAN端子
サイズ/重量 およそ幅89.0×奥行き343.0×高さ332mm(フット含まず)/約6.8kg
OS Windows 10 Home(64bit)

 次回は、「ESPRIMO WD2/A3」の内部についてや操作感、CPU性能の実力などについて解説する。

富士通 FMV ESPRIMO DH

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