オシャレな手書きパッド
ワコム「Bamboo Slate Small」
そんな手書きデバイスの世界で、久し振りにワコムが「Bamboo Slate」というアメリカンな名称の手書きデバイスを発売した。
Bamboo Slateは、懐かしいCrossPad同様、A4サイズとA5サイズの2つのサイズが用意されていた。そして、またしてもいつもの悪い癖で発売日に衝動買してしまった。
最近はとみに街中での“総携帯重量”にシビアになってきている筆者が購入したのは、もちろん小さなA5サイズのリーガルパッド用の「Bamboo Slate Small」の方。本体サイズは幅249×奥行き7×高さ186mm)だ。
パッケージを開けると、本体パッドと、ロディアのA5サイズに似た分厚目のメモパッド、充電用のUSBケーブル、ペン、リフィルインクが一本とインクをペンから抜き取るためのツール、スタートガイドと重要事項説明書が出てくる。
ウェブ上のハードウェアスペックでは、本体パッドの重量は264gとなっているが、当然ながら、使用するためには付属のメモパッド用紙とペンを合わせて携帯する必要がある。
しめて実際の使用重量は432gとなり、これは牛丼の大盛りをテイクアウトするのとそれほど変わらない重量だ。
パッド本体は、従来のプラスティックだけのちょっと情けない印象のプロダクトとは異なり、ABS系の本体を表面はシックなビニール系の薄い素材で覆っている。
背面はファブリック系の素材を用いており、従来のテクノロジー一辺倒の製品からかなりオシャレな方向に振っているイメージだ。
標準的に付属するロディア系のパッド型メモ用紙以外にも、A5サイズ近辺のリーガルパッドや大学ノートなら問題なく背表紙をスリットに通して使用可能だった。
さて、それではまずBamboo Slate Smallを充電して、どんなことができるのか早速使ってみよう。
Bamboo Slate SmallはBluetooth対応のiOS8以降およびAndroid 4.3以降のスマホやタブレットに対応している。
各対応機種に「Wacom Inkspace」アプリをインストールすることで、連携処理を実現できる。筆者はiOS版とAndroid版を「iPhone 7 Plus」と「HUAWEI mate9」のそれぞれに導入して実際に両方で使用してみた。
手書きデータは、連携するスマホやタブレットに記録することに加えて、最近の手書きデバイスでは標準的になっているクラウド連携も標準的にサポートされている。
一般的なクラウドサービスである「Dropbox」や「Evernote」に加えてワコムの無料クラウドサービスである「Inkspace BASIC」(ストレージ容量:5GB)を無料で利用できる。
また上位の有料クラウドサービスであるInkspace Plus(ストレージ容量:50GB)を契約すれば、Inkspaceの基本サービスに加え、手書きの文字をリッチテキストに変換するサービスやベクター形式(SVG)でのエクスポート機能を活用できる(Bamboo Slate Small購入者は3ヵ月間無料)。
Dropboxを1TB年間契約している筆者は、基本的にはクラウドサービスはDropboxだけと決めているので、今回はInkspace BASICの5GBの無料サービスのみを利用することにした。
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