先週はau春モデルの発表会が行なわれたが、その中でも最も注目を集めていた端末が、京セラ製の「TORQUE X01」。Androidベースのいわゆる“ガラホ”で、auのタフネスケータイとしては2010年11月発売の「G'zOne TYPE-X」(NECカシオ製)以来、6年ぶりの復活となる。ASCII.jpではレビュー記事を現在準備中だが、今回は発表会での写真を中心にお届けしよう。
TORQUE X01の最大の特徴は、米国防総省の調達基準であるMIL規格準拠の各種テストをクリアしている点。具体的には「防水(風雨、浸漬、雨滴)」「防塵」「耐衝撃(落下、衝撃)」「耐振動」「耐日射」「防湿」「温度耐久(高温動作/保管、低温動作/保管、温度衝撃)」「低圧(低圧動作/保管)」「耐氷結(氷・低温雨/凍結、融解)」の各項目。
このうち耐衝撃については京セラ独自の試験によるもので、高さ1.8メートルから鉄板・コンクリートに26方向で落下するというもの。また、リチウムイオンバッテリーの弱点である低温についても、マイナス21度で連続3時間動作の耐久試験をクリアしているとのことで、登山での過酷な環境などでの利用も期待できる。
なお、スマホ版の「TOQRUE G02」にはあった耐海水性能については含まれていないが、ヒンジ部分がある関係上、どうしても対応が難しかったということだ。一方で、ジャケットやリュックにぶら下げるのに便利なカラビナ付きの専用カバーは、今回もオプションで用意されている。
とはいえ、すべてのユーザーが過酷な環境での利用を前提に本機を購入するわけではないはず。実際にG'zOne時代から、そのデザインのファンというユーザーも多かったと聞く。薄型スマホが主流の今では、さすがに大柄な印象は否めないが、手袋を装着した状態でも操作できるように大きく盛り上がったテンキーや各種ボタンは逆に新鮮で使いやすさを感じる。
なお、ケータイの基本機能としては、おサイフケータイやワンセグ機能に対応。カメラは1300万画素で、バッテリーの交換にも対応している。またAndroidベースと言ってもGoogle Playからのアプリインストールには対応しないが、LINEは利用可能だ。
アウトドアで使うもよし、デザインが気に入って使うもよし。いずれにせよ見ただけで欲しくなるこの1台。発売は2月下旬以降を予定している。価格はau Online Shopでの一括購入時に4万3200円。毎月割として最大2万1600円(月600円×36回)の割引が発生することにより、実質価格は2万1600円となっている。
TORQUE X01 | |
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取扱ブランド | au |
メーカー | 京セラ |
ディスプレー | 3.4型液晶 |
画面解像度 | 480×854ドット |
サイズ | 約54×118×24.9mm(暫定値) |
重量 | 約183g(暫定値) |
CPU | Snapdragon 210 1.1GHz(クアッドコア) |
内蔵メモリー | 1GB |
内蔵ストレージ | 8GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
VoLTE | ○ |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz) |
カメラ画素数 | リア:1300万画素 |
バッテリー容量 | 1500mAh(暫定値、交換可) |
FeliCa | ○ |
NFC | × |
ワンセグ | ○ |
フルセグ | × |
赤外線通信 | ○ |
防水/防塵 | IPX5,8/IP6X |
カラバリ | シルバー、レッド |
発売時期 | 2月下旬以降 |