12月8日に、龍が如くシリーズ最新作のPlayStation 4専用タイトル「龍が如く6 命の詩。」が発売となる。本作で桐生一馬の伝説は最終章となるほか、PlayStation 4用に開発された新ゲームエンジン「ドラゴンエンジン」による、ドラマシーンやアドベンチャーシーンの進化なども要注目なタイトルだ。
今回は、シリーズ通しての舞台である神室町のほか、新たな舞台として広島・尾道仁涯町が登場。ビートたけしさんをはじめ藤原 竜也さん、小栗 旬さん、真木 よう子さん、宮迫 博之さん、大森 南朋さんなど豪華俳優陣が参加し、本格的な人間ドラマを描く。さらに、山下 達郎さんによる楽曲提供も決定。山下さんにとって初のゲーム作品への提供となる主題歌「蒼氓(そうぼう)」をはじめ、「希望という名の光」「飛遊人-Human-」「片想い」「アトムの子」全5曲を提供する。
豪華俳優陣集結! 龍が如く6 命の詩。完成披露会が開催
12月7日には、龍が如く6 命の詩。の完成披露会が開催。披露会ではまず、龍が如くシリーズの総監督で、セガゲームス 取締役の名越 稔洋氏が登壇した。名越氏は「発売自体は12月8日になるんですが、シリーズ11年目と本当に長いシリーズになったのは本当にうれしいですし、なによりもありがたい話だと思います。今日を迎えられたのも感慨深いです」と挨拶した。
また、本作について「毎年1本作品を出すというのは、常識的に考えるとどんなコンテンツでもなかなかないことですが、それを続けてこれたのも、みなさんに愛されてきたことに対する期待に応えなきゃという気合で、なんとかここまでやってこれました」とコメント。
山下さんの楽曲提供については「今までも著名なアーティストさんに楽曲をお願いしてきたのですが、ロックなテイストが多かったんですね。今まではパンチのある映像と裏側ある感動的なテーマを両面持たせることで皆様に愛されてきたと思っています。今回は、命の詩というテーマもありまして、感動的なテーマのほうを表に出してとらえてもらえるアーティストさんにお願いしたいと思っていました。山下さんは世代でもあるので、とてもうれしいです。また、どうして自分なのかということは聞かれましたので、なんどもやり取りをさせていただいて、理解いただけました」と述べた。
披露会では、黒田 崇矢さん、藤原 竜也さん、小栗 旬さん、ビートたけしさん、真木 よう子さん、大森 南朋さん、宮迫 博之さんも登場した。
黒田さんは「桐生一馬は20歳くらいから今回の48歳まで演じさせていただいています。様々な事件などいろいろなことが起きて、経験値も増えていっているので、1本1本深みみたいなものがもっと増していければいいなと思いながら演じてきました。また、桐生は若い時から変わっていない正義感や絶対に動かない性格もあって、そちらはそのままに、深みの部分を演じられたらとがんばりました。長い間演じさせていただいたので、常日頃から桐生というのは頭のかたすみにあります」と述べた。
藤原さんは「前回は龍が如く3に出演させてもらいましたが、今回も出演できてうれしかったです。特に本作は、僕自身が龍が如くに参加できるんだという喜びと、非常に興奮したことを覚えています。あとは今回宮迫さんと一緒にいるシーンが多いのですが、宮迫さんが先に声を入れていてくれたので、楽しみながらやらせてもらいました」と挨拶した。
1作目の龍が如くからプレーしているという小栗さんは「大筋のストーリーも面白いのですが、サブゲームが多くて、本編を忘れるくらいプレーしてしまいます。ただ、達成率100%になったことがなく、今回声をやらせてもらったので、ムズかしい部分などはこっそり聞きながらプレーしたいです」とコメントした。
ビートたけしさんは「アクションが下手なもんですから、(声の収録は)楽でした。よく作ったよねこれ」とコメント。続けて「本作に出演したのは、名越監督とカラオケ屋で会って、いいシャンパンを飲ましてもらったのがきっかけです。私も自慢じゃないんですが、子供が泣きしたり親がクレームをつける出すくらいの日本一のクソゲー(たけしの挑戦状)というのを作ったことがありましたが、どちらも究極ですよね」と述べ、会場を沸かせた。
真木さんは風邪の影響で声が出なくなってしまっており「風邪で声がでないんです。本当にすみません」と謝罪。「ゲームの中で私の声を聴いてください」と挨拶した。
大森さんは「最初オファーを受けたときはうれしかったです。今までも様々なキャストが出演しているシリーズで、今回も豪華なキャストなので、まさが僕がよんでもらえるとはと思いました。セリフを覚えなくていいので楽な部分もありましたが、色々な感情のトーンやパターンをとらなくてはいけかったのには驚きました」とコメントした。
宮迫さんは「広島弁をちゃんと喋っているのは僕だけなんです。広島の組員なので、方言指導の方がべったりついて時間をかけて一生懸命演じたのですが、ふたを開けてみたら組長が標準語だったのでびっくりしました。さきほど組長にその話を聞いたら、『できるわけねーじゃねーか広島弁』と言われました。なぜ俺だけ? と思いましたよ。いざ映像を観たら、みなさん標準語なんですよ! あんなにがんばったのに!」と自身が演じた広島弁をアピールし、会場の笑いを誘った。
今回の役については、「龍が如く3のときはつるっぱげの巨漢を演じたので、今回はいい役を演じさせてくれとお願いしました。今回は、カッコいい男ではないですが熱血で正義感があるいい役だったのでうれしかったです。そしてなにより、たけし軍団でもないのにたけしさんの子分を演じることができて光栄でした。夢のようでした。標準語でしたが」とコメントした。
また、名越氏がキャスト陣のコメントについて、「先ほどから楽だったというお話しが多いですが、決してそんなことはなかったと思いますよ。たけしさんも収録前に1週間お酒を飲まないでのぞんでくれましたし」と補足していた。
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