薄さ15.4mm、17時間駆動、30分で7時間使える急速充電
これはきっと日本だからできた「ウスカル」ノート、新dynabook Vは東芝の技術がてんこ盛りだ!!
2016年12月02日 23時23分更新
急速充電とバッテリーのサイクル寿命の両立
使用されている細かなデバイスにも注目。今回の機種では0%から、たった30分間の充電で約7時間の利用ができる、急速充電に対応している(お急ぎ30分チャージ)。しかし大量の電流を短時間で流せばその分バッテリーの劣化は早くなる。バッテリーメーカーとの協業によって、バッテリーのサイクル寿命を維持しながら、高速に充電できるインテリジェントな充電カーブを試行錯誤した。
本体に内蔵するチップを使い、バッテリーの特性を加味しながら、充電時に流す電流をコントロールする。急速充電には専用のACアダプターを使わなければならないとするメーカーもあるが、東芝の場合は十分な電力が供給できるUSB Type-C対応のアダプターであれば、メーカーを問わず急速充電の効果が得られるという点もうれしいポイントだ。スマホ用など今後選択肢が増えそう。ただし本体付属のものは45W出力に対応する、10~20W程度のよくあるスマホ用のアダプターでは速度は遅くなる。
高音質についても徹底的にこだわる
ノートパソコンとしてもタブレットとしても動画を快適に見たいというニーズはあるはず。だから音も重要な要素だ。そこでharman/kardonスピーカーによる高音質を追求した。豊かな低域を得るために、バスレフポートなど、スピーカーモジュールの形状にも工夫を凝らしている。また内部の空気の流れを阻害しないよう、スピーカーケーブルの取り付け位置もミリ単位で調整したという。
インターフェースは割り切る、その代わりアダプターを標準添付
I/O端子はAC入力を兼ねたUSB Type-C(Thunderbolt3共用)端子と、逆側にあるType-A フルサイズの端子のみ。薄型化のため、LANやD-Sub端子は入れられなかった。しかし変換アダプターが標準で付属する。
またペン芯、液晶の表面材料などにも配慮して、ペンの書き心地を追求した。筆速が速い場合でも遅い場合でも反応を紙とペンに近い、適度な摩擦感になるよう調整しており、実際に書いてみると非常に自然だと感じられた。