ごきげんよう、アスキーのナベコです。11月17日はボジョレー・ヌーボー解禁日。最近はブームが下火ともいいますが、やはりシーズンのものなので縁起を担ぐみたいな感覚で酒好きとしては飲んでおきたい。記者はセブン-イレブンのボジョレー・ヌーヴォーを飲んでみましたよ。
セブン-イレブンからは今年2本。「ジョルジュ デュブッフ ボージョレ・ヴィラ―ジュ ヌーヴォー」(750ml 2480円)と「シャルル・ドラピエ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」(500ml 1650円)。フルボトルのものは2480円。西友のボジョレー・ヌーボーがフルボトル870円からあると考えると少し高く感じます。ちょっと疑問を感じながらも購入。
まずは少し高い「ジョルジュ デュブッフ ボージョレ・ヴィラ―ジュ ヌーヴォー」から。なおこちらは店頭で買ったらGacktのポストカードも付いていました。Gackt謎の(?)魅惑です。
味は……、すっきり! とても飲みやすいです。後味の抜けが良い。一般的なワインに比べて少し薄いというのは否めません。ですが、ぶどうの華やかな芳香がありながら、のびのびと澄み切った味はとても好印象。
若いワインの新鮮な風味が実直に表れていると感じました。毎年なんだかんだボジョレー・ヌーボーを飲んでいる私ですが、今年のものはなかなか良質ではないでしょうかね。
500mlボトルの「シャルル・ドラピエ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」も飲みました。こちらもすっきりした味ですが、甘味と、そして多少ぶどうの雑味を感じました。私はクリアな先ほどのものが好みですが、が強い味が好きな人はこちらがいいのかも。
■とはいえ、高い……!
と、2種飲んでみましたが、感じたのは質の良さ。記者はこれまで、1000円前後の格安ボジョレー・ヌーボーをよく飲んでいましたが、えぐみや酸味が強かったり「仕上がりが雑」と言わざるをえないようなものがありました。が、セブン-イレブンで買ったものは澄んだ味わいで、ヌーボーであるため味が薄い感じは否めないけれど丁寧に作られていると感じましたよ。これだったら途中で飽きずに1本飲める(安いボジョレー・ヌーボーだと途中で飽きてしまった)。
なお、ジョルジュ デュブッフ ボージョレ・ヴィラ―ジュ ヌーヴォーは、ボージョレ・ヌーボーを世界に知らしめたといわれる名醸造家“ジョルジュ デュブッフ氏”の自信作だそうです。“クー・ド・プレス製法”という独特のこだわり製法でつくられています。
ボジョレー・ヌーボーとしてはおいしかったですが、やはり気になるのは価格。フルボトル2000円以上というと、例えば「獺祭 純米大吟醸50」の公式販売価格が720mlで1539円なので、それよりいくぶん価格が上。ちょっと良いところの日本酒よりも高いのですね。
……おそらく空輸で運ばれているので輸送量もかかるのでしょう。高い、けどおいしい(薄いけど)。縁起かつぎと腹をくくるしかないですね。
ファミリーマート、ローソンでもジョルジュ デュブッフのボジョレー・ヌーボーを扱っており、主に販売元はサントリーのようです。各コンビニ低価格路線というわけではなくこだわりの(ちょっと高めの)ボジョレー・ヌーボーを仕入れているようです。チェックしてみましょう。それぞれ日数限定であったり数量限定だったりするので、おはやめに。
●「ジョルジュ デュブッフ ボージョレ・ヴィラ―ジュ ヌーヴォー<クー・ド・プレス>2016」(赤)750ml
2480円
果実味あふれる、飲みごたえあるヌーボー。ヌーボーでは唯一の「クー・ド・プレス製法」を活用し、凝縮感、深みのある味わいを実現。なお「クー・ド・プレス製法」とは凝縮間とより深みのあるヌーヴォーをつくるためにぶどうを丁寧に圧搾してアッサンブラ―ジュ(ブレンド)する製法。
●「シャルル・ドラピエ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2016 スペシャル・キュヴェ」(赤)500ml
1650円
名門ワイナリー、アルペール・ビショー社の醸造科アラン・セルヴォーが手掛ける「シャルル・ドラピエ」をソムリエ田崎真也がアッサンブラージュしたボジョレー・ヌーボー。
●「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2016」(赤)750ml
2480円
“ボジョレーの帝王”と称される、ジョルジュ デュブッフが手掛けた、ボジョレー地区の中でも特に良質のぶどうが取れる地区のぶどうを使用したワンランク上のヌーボー。華やかでありながら繊細な香りと味わいが特徴。
●「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー セレクションプリュス2016」(赤)500ml
2180円
ジョルジュ デュブッフがボジョレー地区の中で、その年最良と認めた生産者のぶどうのみを使用した、「ジョルジュ デュブッフ」ブランド最高峰のヌーボー。果実の凝縮感と深みのある味わいが特徴。
■ローソン
●「カーヴ・ド・ジュリエナス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2016」(赤)750ml
2590円
こだわりの生産者が醸すオリジナルヴィラージュヌーボー。若々しい生命力をたっぷり感じる味わいです満足度の高い1本。リヨン・ボジョレーヌーボーワインコンクールにおいて過去何度も金賞を受賞している。
●「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクションプリュス2016」(赤)750ml
3000円
厳選されたドメーヌのぶどうからつくるデュブッフヌーボーの最高峰。ボジョレー全体で3000軒ある生産者からデュブッフ氏がその年に最良と認めた4、5軒の生産者のみを厳選。ボジョレーの帝王の匠の技で、凝縮感があり深みのある味わいにアッサンブラージュした逸品。
●「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー2016」(赤)500ml
1780円
ジョルジュ デュブッフがつくる定番。
ナベコ

寅年生まれ、腹ぺこ肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になっても愉快にやっていきたい。Facebookやってます!
人気の記事:
「酒好き必訪!超コスパの神楽坂「塩梅」の日本酒飲み放題
」「串カツ田中が100円均一なので、一番高い串を食べてきた」「アラサーが女子大生にまんまと成りすませるか試してみた」「“噂のダイソー100円ワインを飲んでみた」

この連載の記事
- 第781回 アイダホバーガーに次ぐ!? マクドナルドに「ポテトパティ」が入ったバーガー 喉渇くけどハマる
- 第780回 ピザ?おにぎり?ピザハットから新感覚「ごはんピザ」が登場!ひとり向け「MYBOX」から新発売
- 第780回 そうだ、カロリーの話をしよう。ケンタの「メガダブルパンチサンド」チキン2枚の食べ応え
- 第779回 カルビーの「日本を愉しむ」プロジェクト 熊本・天草のレモンを使用したご当地ポテトチップス
- 第778回 毎日食べてもイイ! ファミマの298円のカレーがおいしくなった
- 第777回 海老がプリプリプリ、これすごいよ! フレッシュネスを見つけて食べてほしい
- 第776回 アルコール16%のビールを炭酸で割って飲むサントリー「ビアボール」一足先に体験したところ「ロック」も美味だった
- 第775回 黄色いトウガラシ「京の黄真珠」が激辛! 三田製麺所「黄金灼熱つけ麺」はこれまでの辛麺とちょっと違う
- 第774回 マクドナルドの赤いてりやき。色の正体は?
- 第773回 800g以上の豚骨が溶けだしたドロドロ濃厚スープが特徴 金沢で人気「神仙」が東京ラーメンストリートに初出店
- 第772回 かっぱ寿司、大阪の名店「鮓きずな」店主納得の「押し寿司」を提供 これウマイ!
- この連載の一覧へ