プロオーバークロッカーの清水貴裕氏による「ツクモOC塾」が、ツクモパソコン本店4階で開催された。
イベントは2部構成で、第1部の「やってみようオーバークロック!」では、オーバークロックの設定の詰め方や、パーツの選び方などをレクチャーした。
清水氏イチオシ(シミオシ)のパーツはASRock製マザー「Z170M OC Formula」。OCの世界大会で記録を出せるのはこのマザーか、ASUS「MAXIMUS VIII IMPACT」だという。CPUグリスは、同氏が昔から愛してやまないThrmal Grizzly「Kryonaut」。硬化やひび割れに強いのが特徴だ
第2部は「プロが答えるOCワークショップ」を開催。ここでは、参加者の質問に清水氏が答えた。
ちなみに清水氏は、ロットや製造週などがわからなくても、どのCPUが当たりか判別できるとのこと。長年の経験と秘密の見分け方があるので、ベンチをとらなくても100発100中で当たりを引けるのだという。
また、清水氏がOCで使うマザーは、プラスティディップというゴム素材でコーティングされている。これは極冷時の結露によるショートを回避するためだが、遮熱と防塵という目的もあるので、OCしない常用でもコーティングを勧めている。色も豊富なため、マザーを好きな色に変えられる。
さらに会場では、清水氏が独自にオーバークロックテストを行なったテスト済みCore i7-6700Kを数量限定で販売。このOC CPU購入者を対象とした設定の実演も行なわれた。
あらかじめ塗布されていたグリスを拭き取り、清水氏イチオシの液体金属を、清水氏自らが塗る。勢い余って液体金属が遠くに飛び散っているのはご愛嬌。実際飛び出すのはよくあることなので、CPUをマザーに取り付けた状態で液体金属を塗るのは大惨事になるのでやめた方がいいとのこと
