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最新パーツ性能チェック 第202回

PCIe x4接続の安価なPLEXTOR製高速SSD「M8Pe」 の実力をチェック

2016年10月08日 15時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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計測を繰り返すと速度が低下
ベンチマークソフトとの相性か?

 普段は、ここから複数のベンチマーク結果を紹介してくのだが、「M8PeG」、「M8PeY」ともに一部ベンチマークでは、結果がいまひとつになった。

 国内外レビューや環境問わず、同じ傾向で「ATTO Disk Benchmark」のブロックサイズ12MBからリード・ライトがダウンしたり、「AS SSD Benchmark」のライトがまったく伸びなかったりした。

「ATTO Disk Benchmark」は、公称値を上回るリード2440MB/sec、ライト1430MB/secを記録したが、12MBで200~300MB/sec台までダウン。M.2タイプの256GBや512GBモデルでも、同じように12MBでダウンした

「AS SSD Benchmark」はシーケンシャル、ランダムともにライトが劇遅になってしまった。計測方法などによるパフォーマンスダウンかと思われるが、ランダムの「4K」が3MB/secなのは、ある意味衝撃的

同じ「AS SSD Benchmark」でも、「Copy-Benchmark」では、しっかり高パフォーマンスを発揮した

 また、定番ベンチマークの「CrystalDiskMark 5.1.2」でも、数回実行すると初回計測時から速度がダウン。

 フォーマットやPCI Express Gen3.0スロット位置変更、OS再インストール、Windows 10 Anniversary Update前のバージョン、Z170プラットフォーム(ASUS、ASRock)と、いろいろ環境を変えて試したが、初回計測時と同じパフォーマンスが安定して出ることはなかった。

 「ATTO Disk Benchmark」や「AS SSD Benchmark」との相性を含め、ファームウェアの更新に期待したい。

1GiBで5回ほど計測した際は、シーケンシャルリード・ライトともに最大公称値のリード2400MB/sec、ライト1400MB/secを超えていたが、計測を繰り返すとシーケンシャルライト、ランダムリード、ライトが低下(右)。十分高速なのだが、ちょっと残念な結果に

 以降は、「CrystalDiskMark 5.1.2」のデータサイズ50MiB~32GiBまでの9つのサイズで計測を行なった結果だ。

50MiB

100MiB

500MiB

1GiB

2GiB

4GiB

8GiB

16GiB

32GiB

 パフォーマンスの次は、NVMe SSDの導入で最も気になる動作温度。ヒートシンクを備えるM.2タイプの「M8PeG」を使って、徹底検証を行なっていこう。

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