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VRより楽しい!? Zwift + ALIENWAREが切り開くロードバイクの新世界 (3/3)

2016年09月29日 11時00分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉

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「Zwift」を思い切り楽しむなら「ALIENWARE 15」に決まり!

 「Zwift」は正式サービス開始後も随時アップデートが行なわれ、新機能が追加されている。この夏にはロンドン五輪ロードレース「ボックスヒル」を含む新コースもオープンした。

ロンドン五輪ロードレース「ボックスヒル」を含む新コース

 宮原さんによれば、「きつめのヒルクライムも楽しめますし、ビッグベンなどのランドマークを眺めながら観光気分も味わえます。雨が多いロンドンなので、コース内でも雨が降ったり雷が鳴ったりします。そこまでリアルを追求するのかと、私もちょっとびっくりしたのですが(笑)。

3日間にわたる大規模なサイクリンクイベント「プルデンシャル・ライドロンドン」の練習として「Zwift」内でコースを走ることもできる

 ユーザーの方が増えていくのに合わせてコースの選択肢も増やしているので、今後どんなコースが登場するかも楽しみにしてほしいですね」とのことだ。

大規模なグループライドやレースイベントに参加するなら、高性能なPCがオススメ

 ちなみに、コースの中には石畳の場所があり、ロードバイクに取り付けるトレーナーの種類によってはその石畳を走る際の振動を再現してくれるものもある。しかしそういったリアルさを追求していくと情報量も増えてPCの負荷も高くなっていく。サポートページを見ると「Zwift」の必要スペックは意外に低く、Core 2 Duo以上のCPUと4GBのメモリー、ビデオメモリーが1GB以上の外付けGPUかIntel HD Graphics 4000/AMD Radeon R5以上の内蔵グラフィックス機能などとなっているが、これはあくまでも基本的な機能が楽しめるレベル。相沢さんも「リアルを追求するならできるだけ高性能なPCを用意していただいた方がいい」と指摘する。

 特にCPUやグラフィックス性能の高さは重要となる。グループライドやレースイベントなどでは100人を超えるユーザーと一緒に走ることもあり、スペックが低いと動作が不安定になることもあるという。この点は、これまでにゲームを遊んだ機会があるASCII.jp読者なら、納得できる話だろう。100人以上のユーザーがほぼ同時にひとつのコースを走るとなると、結構な負荷になるはずだからだ。

 相沢さんによると「処理が追いつかない場合はフレームレートを落とすようにしているので、アバターの動きなどがカクカクしてしまいます。グラフィックス性能によって選べる解像度も変わってくるので、できるだけ精細で滑らかな映像でプレーしたい場合はグラフィックス機能も重視してほしい」とのこと。

 そこでオススメなのが、「Zwift」の公式推奨モデルとなっているデルの15.6型ゲーミングノート「ALIENWARE 15」だ。最小構成のプレミアムモデルでも第6世代Intel Core i7-6700HQ(2.6GHz)、8GBメモリー(DDR4)、256GB PCIe SSD(ブート)+1TB 7200RPM SATA 6Gb/s HDDで、GPUはGeForce GTX 1060(6GB)という高いスペックを誇る。

デルの15.6型ゲーミングノート「ALIENWARE 15」。液晶ディスプレイは、フルHD(1920×1080ドット/IPS)か、UHD(3840×2160ドット/IGZO IPS)のどちらかを選択できる

 最上位にあたるプラチナモデルなら、CPUに第6世代Intel Core i7-6700HQ(2.6GHz)、GPUにNVIDIA GeForce GTX 1070(6GB)、16GBメモリー(DDR4)、512GB PCIe SSD(ブート)+1TB 7200RPM SATA 6Gb/s HDD(ストレージ)という豪華な構成になっている。

 今回の取材では、宮原さんが実際に「ALIENWARE 15」を大型ディスプレイにつないでプレーしてみせてくれたが、「グラフィックスが綺麗なので、アメリカでは『Zwift』専用でALIENWARE 15を購入する人もいるほど。私たちがイベントを開催する際も使っていますが、基本性能が高い上、ノート型で置き場所を選ばないのですごく使いやすいですね」と感想を聞かせてくれた。

今回の取材では、宮原さんが実際に「ALIENWARE 15」を大型ディスプレイにつないでプレーしてみせてくれた

 今後も「Zwift」はより高度なゲーム体験を目指してリアルさを追求していくとのこと。その魅力をフルに享受するためにも、パソコンは「ALIENWARE 15」のようにスペックに余裕があるものを選びたいところだ。

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