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進化するロードバイクの世界をALIENWARE 15+Zwiftで楽しめ! (4/4)

2016年08月26日 11時00分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉

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グループライドやレースイベントでは100人以上が参加
「Zwift」快適プレーは公式推奨PC「ALIENWARE 15」が安心!

 3Dの仮想空間内で世界中の人々とライドする「Zwift」を楽しむには、PCのスペックも重要になる。サポートページによると、必要スペックは意外に低く、Core 2 Duo以上のCPUと4GBのメモリー、ビデオメモリーが1GB以上の外付けGPUかIntel HD Graphics 4000/AMD Radeon R5以上の内蔵グラフィックス機能などと掲載されている。

 しかし、これはあくまでも最低限必要な環境。渡辺店長によると、環境によっては、必要スペックを満たしていても解像度を落とさないと滑らかに動作しないことがあるという。特に最近は、ユーザーが増えて同じ画面内で走るプレーヤー数が多くなっているため、PCへの負担が増加する傾向にあるようだ。

 グループライドやレースイベントなどでは100人を超えるユーザーと一緒に走ることもあり、スペックが低いと動作が不安定になることもある(3Dオンラインゲームをプレイしたことがあるなら、非常に高い負荷がかかっていることが容易に想像できるはず)。快適にプレーするなら、できるだけ高いCPU性能とグラフィックス性能を持つマシンを用意したい。

 そこでオススメなのが、「Zwift」の公式推奨モデルとなっているデルの15.6型ゲーミングノート「ALIENWARE 15」だ。3モデル用意されており、最小構成のスタンダードモデルでも第6世代Core i5 6300HQ、8GBメモリー、1TB HDDで、GPUはGeForce GTX 965Mという高いスペックを誇る。

「Zwift」の公式推奨ノート、デルの15.6型ゲーミングノート「ALIENWARE 15」

最上位スプレマシーモデルの性能をチェックしてみた!

 今回試用したのは、その最上位に当たるスプレマシーモデルで、CPUにオーバークロック版の第6世代Core i7-6820HK、GPUにNVIDIA GeForce GTX 980M、16GBメモリー、512GB PCIe SSD(ブート)+1TB 7200RPM SATA 6Gb/s HDD(ストレージ)を搭載するという豪華な構成。「Zwift」のサポートページにあるエクストリームスペックを余裕で超えており、まさに究極のPC環境となっている。

 そこで、実際のパフォーマンスがどれくらいあるのかをチェックするため、いくつかベンチマークテストを実施してみたところ、次のような結果になった。

「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」の結果。CPUとメモリー、ディスクのスコアはいずれも「8」を大きく上回っており高評価だ。グラフィックス関連のテストは、CPU内蔵のグラフィックス機能が使われているため数値が低くなっていたりエラー(スコアが9.9)になっている点に注意

「3DMark」ベンチマーク結果。試用機は高性能なGeForce GTX 980Mを搭載しており、高性能なゲーミングPC向けの負荷の高い「Fire Strike」が「8133」と非常にハイレベルなスコアになっている。3Dゲームが十分に楽しめる結果だ

 ゲームで没入感を得るには、液晶ディスプレーの性能も大切だが、その点も「ALIENWARE 15」は抜かりがない。遅延が少なく色再現性が高いIPSパネルを採用しており、写真や動画はもちろん、ゲームも鮮やかに映し出してくれる。

ゲーミングデバイスらしいデザインやギミック

 ゲーミングデバイスらしいデザインやギミックも特徴のひとつだ。「ALIENWARE 15」天板はアルミ素材が、ボディはカーボンファイバー素材が使用されており、高級感と強靭さを併せ持つ外装になっている。

アルミ素材を使用した天板は高級感があると同時に堅牢性も備えている

本体底面。ボディはカーボンファイバー素材が使用されているほか、効率的に冷却するための工夫がされている

 また、キーボードやタッチパッド、液晶ディスプレー下部のロゴなどはバックライト内蔵で発光するようになっており、プリインストールされているユーティリティー「AW Command Center」で光の色や、点灯・点滅の仕方、操作に対する反応の仕方などをカスタマイズできる。組み合わせによってはインパクトのあるイルミネーションになるので、自分好みのパターンをとことん追求してみるのもおもしろそうだ。

キーボードはキーピッチもキーストロークも余裕があり、打鍵感が非常によい。

キーボードやタッチパッド、液晶ディスプレー下部のロゴ、天板のエンブレムなどは発光する仕組み

プリインストールされているユーティリティー「AW Command Center」の画面。光の色や点滅の仕方などをカスタマイズできる

豊富なインターフェイスでさらに快適な環境を追求可能

 「ALIENWARE 15」本体だけでも「Zwift」を楽しむには十分だが、より臨場感を得るために画面サイズの大きい外付けディスプレーにつないだり、普段使いでさまざまな周辺機器を接続したいこともあるだろう。「ALIENWARE 15」は、そんな時のためのインターフェースも充実しており、本体にはUSB 3.0端子×3、Thunderbolt 3対応のUSB Type-C、HDMI 2.0、3-in-1メディアカードリーダーなどが搭載されている。

本体右側面には3-in-1メディアカードリーダー、USB Type-C、USB3.0、有線LAN端子が搭載されている

本体左側面には電源コネクターとUSB 3.0×2、オーディオ端子類が装備されている

 さらに「ALIENWARE 15」は、オプションの外付けグラフィックスボックス「ALIENWARE Graphics Amplifier」を接続するための専用端子も設けられている。これは、ケーブルでつなぐだけでデスクトップ向けのより高性能なグラフィックカードを利用できるという代物で、3D性能を強化したい場合に役立つ。本体に搭載されているグラフィックス機能でも「Zwift」をはじめとする3Dゲームの多くは十分快適にプレーできるのだが、ゲーマーにとってこうした選択肢が用意されているのはうれしいポイントだ。

本体背面には、ALIENWARE Graphics Amplifier接続用ポートとHDMI 2.0端子が用意されている

 次回は、有料化で「Zwift」に新しく実装された機能やコンテンツ、それらを楽しむためのポイントなどを、関係者のインタビューを通して詳しく紹介しよう。こうご期待!

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