CINEBENCHでCPU負荷テストを行なう
実際の3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストが行なえる「CINEBENCH」。このソフトではCPU性能などを測ることができる。ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。
「CINEBENCH」ではなぜかOSをWindows 8と認識するのだが実際はWindows 10である。グラフィックスAPIのOpenGLは42.47ポイント、CPUの性能テストでは549ポイントという結果となった。グラフィック面は厳しいものの、CPU性能はCore i7の1世代前のCPUとほぼ同等の性能を持っていることが証明された。
「ドラゴンクエストX」ベンチマーク
それでは実際にゲームをしたらどのような結果になるのか、ゲームのベンチマークで本機のパフォーマンスを見てみよう。おなじみの「ドラゴンクエストX」ベンチマーク。
「CINEBENCH」の結果を踏まえ、高画質で問題なく動くだろうという推測のもと、1980×1080の解像度で標準品質と最高品質で計測した。
ゲームの中でもそれほど負荷の高くない「ドラゴンクエストX」ベンチマークでは、標準品質が快適、最高品質でも普通という結果が得られた。これなら最高画質でもほとんど問題なく遊ぶことができるだろう。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマーク
高いグラフィックス描画能力が求められる「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマーク。さすがにこのクラスのゲームとなると厳しいと想像されたので、まずは1980×1080の標準品質で計測してみた。
7000ポイントで快適なプレーができるとされるこのベンチマークではさすがに厳しい結果の1753ポイント。設定変更を推奨と表示されたので、いろいろ設定を変更してテストを続けた。
画質を標準品質のまま解像度を1280×720に落とした結果「やや快適」という3247ポイントが出た。美しいグラフィックのゲームなので大きな画面で遊びたいのはやまやまだが、解像度を落とせば遊ぶことができることがわかっただけでも十分だろう。
「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマーク
こちらも高いグラフィックス描画能力が求められる「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマーク。まずは全画面表示の1980×1080の解像度で計測した。このベンチマークには標準品質の下に低品質があったので、まずはそこからスタート。
厳しい結果が出るかと思われたが、低品質であればフル画面でも遊べるようだ。せっかくなので最高画質で遊べないかいろいろな組み合わせを試してみた。
やはりフル画面では厳しかったが、1280×720まで解像度を落としたら、最高画質でも「普通」評価が得られた。低品質でフル画面で遊ぶか、最高品質で少し低い解像度で遊ぶか。いずれにしても、まったく遊べないということはなく、少しガマンするだけで遊ぶことができることはわかった。
全体の感想としては、マシン性能としては申し分なく、3Dグラフィックのゲームなどをプレーしないのであれば、6万円という価格で購入できるマシンとしては満足できるだろう。どうしてもゲームで遊びたいということであればグラフィックボードを追加してもいいし、必要に応じて拡張していけるマシンと考えれば、このコストパフォーマンスは高く評価できるだろう。