ゲームは遊びたいが、あまり高いPCは買えない。しかし、安いからといって、ストレスを感じながら遊ぶことは避けたい。そのようなニーズに応えるのは通常ミドルレンジのPCになるが、今回紹介するドスパラの「GALLERIA DT」は税抜10万円を切る価格設定でありながら、昨今のゲームが要求する要件を満たすスペックを持ち合わせており、かなり期待できるPCだ。
CPUにはインテル Core i5-6500(3.20GHz)、ビデオカードにはNVIDIA GeForce GTX960 2GB(PCI Express3.0)を搭載し、ミドルレンジのPCと比較しても大きく劣らないスペックとなっている「GALLERIA DT」。今回は本機の外観などについて解説する。
筐体はガレリアシリーズの専用ケース。本体サイズは幅185×奥行き395×高さ370mmと、一回り小さいタワー型。スリムタイプのミニタワー型ではないので、拡張性などもしっかりしており、後から周辺機器などを追加していくには困らない。
マシン前面にはUSB 3.0のポートが2つ、SDカードリーダー、マイク入力・ヘッドフォン出力端子がレイアウトされている。前面パネル下部はメッシュ状になっており、マシン内部へ空気を取り入れる口となっている。
光学ドライブはSATA接続のDVDスーパーマルチドライブを搭載している。もちろんBlu-rayドライブに変更することもできるが、その場合は8080円追加となる。すぐに必要というわけではないなら、後で交換したり、外付けのBlu-rayドライブにするという手もあるだろう。
USBポートは背面にもUSB 3.0ポートが2つ、USB 2.0ポートが4つあり、前面と合わせて8つのポートが用意されている。
また背面にもマイク入力・ライン入力・ライン出力端子があるのでスピーカーは背面で接続できる。
付属するマウスやキーボードはUSB接続のものとなるが、PS/2端子が2つ用意されているので、変換コネクターを使用すればUSBポートを使わずに済み、8基すべてを周辺機器にあてられる。
特筆すべき点としては、キーボードが日本語112キーボードである点だろうか。一般的には日本語106キーボードや日本語109キーボードが主流だと思われるので違いについて記載しておくと、ファンクションキーの右側に「Powerキー」、「Sleepキー」、「Wakeキー」が配置されている。「Sleepキー」はスリープ状態にする際に使用し、「Wakeキー」はスリープ状態から復帰させる際に使用する。
注意が必要なのは「Powerキー」だ。このキーはマシンをシャットダウンする際に使用するキーなので、誤って押してしまうとその時点で強制的に終了させられてしまう。「F12キー」や「Print Screenキー」を押そうとして間違って「Powerキー」を押さないように気をつけよう。
「GALLERIA DT」の基本構成は次の通りだ。
機種名 | GALLERIA DT |
---|---|
CPU | Intel Core i5-6500(3.2GHz、ターボブースト時3.6GHz) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX960 2GB |
メモリー | 8GB |
ストレージ | SSD250GB(無料プレゼント中)、1TB HDD |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
インターフェース(前面) | USB 3.0×2、SDカードリーダー、マイク入力、ヘッドフォン出力 |
インターフェース(背面) | USB 2.0×4、USB 3.0×2、DVI、HDMI、DisplayPort、マイク入力、ライン入力、ライン出力、有線LAN、PS/2端子×2 |
サイズ/重量 | およそ幅185×奥行き395×高さ370mm/およそ8.2kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
次回は、空気の流れを考慮したケース内部についてと「GALLERIA DT」のポテンシャルについて解説する。