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目指せ3回目の王座! ミクGTプロジェクト9年目の挑戦! 第4回

GT 第4戦SUGO! マモノ被害は最小限の7位!

2016年08月04日 17時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp 撮影●鉄谷康博、加藤智充

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ミスもなく、タイヤも作戦も良かったが
衝撃の幕切れとなった決勝レース

 明けて翌日の24日日曜日、決勝レース。SUGOの天候は、天気予報が当てにならないほど目まぐるしく変わる。もちろん、今年も同じだった。朝に小雨が降り、練習走行からウェット宣言になるも、昼前には止み、そして決勝直前に小雨がパラつくよう状況だったが、サポートレースのFIA-F4のおかげで、GTのスタート前には路面が乾きつつあった。

 スタートを担当するのは片岡選手。1周目に1台オーバーテイクし、7位にあがるものの、4~7位までがほぼ同じタイムなので置いてはいかれないが抜けないという膠着状況が続く。ピットのタイミングで順位が入れ替わるかと思われた23周目。GT300マシンがコースオフしてしまい、セーフティーカー(SC)が導入された。

 今年からの新レギュレーションとして「SC中のピットインはできない」というものがある。昨年は前代未聞のピット大渋滞が起きたSUGOだけに、どうなるのかとファンもチーム関係者も見守った。SCが解除された直後に渋滞が起きる危険性もあるが、チームは直後のピットインを決断。タイヤを左2本、ドライバーは谷口選手に交代し、15位でコースに戻った。

 このとき、ピットアウトのタイミングで55号車(ARTA BMW M6 GT3)に逆転を許してしまったが、55号車はタイヤが暖まっていなかったのか、コースに復帰後、スピンしてクラッシュし、自走でピットに戻れたものの戦線離脱となった。また、ピットイン前から激しいバトルを繰り広げていた21号車(Hitotsuyama Audi R8 LMS)もトラブルのせいか突如スロー走行に。ミクAMGは気がつくと39周目に10位まで上がってきていた。

 途中、GT500のバトルに巻き込まれたり周回遅れのクルマに引っかかったりしたものの、地道に順位を上げていき52周目に7位になった。前を走る88号車(マネパ ランボルギーニ GT3)との差も徐々に詰まってきて、コンマ数秒まで迫っていた。完全にロックオン状態であとは抜くタイミングだけだったが、残り6周というタイミングで18号車(UPGARAGE BANDOH 86)が最終コーナーでクラッシュ。レースが成立する周回数だったため、赤旗中断のままチェッカーという衝撃の幕切れとなった。

 残念ながら88号車を抜くことは叶わなかったが、4年連続ノーポイントにはならなかったし、7位で4ポイントを獲得できたことでシリーズランキングは5位をキープできており、まだチャンピオンシップが危ういというワケではない。とはいえ、トップとの差は14ポイントなので、次戦富士ではこの差を少しでも縮めたいところだ。

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