昼間だけかと思いきや、夜間も速い!
続いて夜間の状況。夜は深夜0時近くなってもスマートフォンのトラフィックが収まらないと言われており、22時や23時台はかなりデータの流れが混雑しているはずだ。
ところが、FREETELの速度はあまり下がっていない。ドコモ契約のspモードよりも速いという結果となった。この速度がこの時間帯でも出ているのは心強い。
とはいえ、IIJmioも3~4Mbpsが出ている。アクセスするサイトやサーバーにもよるが、このくらいの速度が安定的に出ていれば快適に利用できると言えるだろう。
ビジネス時間帯は少し遅め
次に、午後4時前のビジネス街で測定してみた。ビジネス利用があったとしても、夜間やお昼時ほどは速度が落ち込まない時間帯だが、昼食時や夜間の混雑時では速度を保っていたFREETELの速度がほかよりも遅くなっている。
とはいえ、17Mbps前後と体感的には決して遅くない速度がでていることもあり、大容量ファイルのダウンロード以外に差は感じられないと思われる。
早朝はどれも速いがFREETELが最高速
ユーザーの利用が少なく、最高速度を記録する早朝の時間帯。ドコモのspモード、IIJmioよりも非常に速い速度が出ており、RBBTODAYで67Mbps超という最高速を記録している。
通信速度が速いのは従量制だからか?
以上のように各時間帯において、FREETELの速度を見てきたが、昼食時間帯や夜間な ど、他の格安SIMでは遅い時間帯に快適に利用できそうな印象を受けた。
ベンチの結果だけでなく、ウェブサイトの閲覧や動画の視聴などをやってみたが、他の格安SIMでは明らかな速度低下を感じる昼食時も夜も比較的サクサクとデータが流れてくる印象を受けた。もちろんこのいい状態がいつまで続くかは保証できない。
ただ、使っていると請求額がどんどん上がってしまう料金体系は動画を見ていてもあまり落ち着かない。使っている自分がそうであったように、通信を抑えぎみになるというユーザー心理が働くのも当然で、このことで各ユーザーの通信容量が抑え気味になり、結果、全体の快適な通信速度につながっていくという推測もできる。
この快適さがいつまで続くかわからないという前提があるが、12時の昼食時間帯や夜間の速度を確保したいユーザーや、使わなければ安くなるという料金体系に魅力を感じるユーザーなら、FREETELの「使った分だけ安心プラン」は合っているのではないだろうか。
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