高コスパのゲーミングPCに最適なマザーはMSI「H170 GAMING M3」だ!
実用性のある付加機能がついてナンボの世界
高負荷時でも安定する、高耐久&長寿命、などのうたい文句は、明言されればうれしいが、これは別にゲーミングPC向けでないマザーでもあって然るべきなものばかりだ。
ではなぜMSIのゲーミングマザーを選ぶのか? という話になるが、ズバリ「実用性の高い付加機能」が程よく搭載されているから。どのマザーメーカーもゲームの臨場感を左右するサウンド機能や、オンライン対戦時のスループット向上を狙ったLANの設計には力を入れているが、H170 GAMING M3はもっとゲーマー寄りに立った機能が搭載されている。それらをチェックしてみよう。
Nahimicによるリアルタイム処理が光る
サウンド機能
PCゲームに臨場感と迫力を付与するサウンドは、ゲーミングマザーにおいては非常に重要な要素。ゲームに特化したサウンドカードやDACを装着するユーザーもいるが、オンボードのサウンドでカバーできればそれに越したことはない。
H170 GAMING M3のサウンド回路も最近のゲーミングマザーでは定番の要素を残さず採り入れている。サウンド回路のアナログ部とデジタル部を物理的に隔てるとか、オーディオグレードの高品質なコンデンサー(日本ケミコン製)を使う、さらにはOPアンプ(OPA1652)も2基搭載するなど、この価格帯のマザーにしてはリッチな回路構成になっている。
さらにこのサウンドに艶を付けるのがMSI製品ではもはや定番となったサウンドプロセシングソフトウェア「Nahimic Audio Enhancer」だ。低音強調や音声の明瞭化、さらにバーチャルサラウンド機能といったパラメーターをTPO(ゲームや音楽鑑賞など)に合わせてワンクリックで切り替えられる。
ゲームのサウンドエフェクトの1つ1つがしっかり聞こえるようになるため、臨場感アップはもちろんのこと、アラートサウンドを聞き逃してのミスも相対的に減らせるだろう。
ゲームに特化した“Killer LAN”
オンラインゲームでは通信の安定性が何より重要。だが最近のWindowを含めたシステムは、なにかというとネットワークを利用するため、下手をするとゲームで使う帯域が奪われてしまうこともある。
特に最近はゲームのリアルタイム実況をTwitchなどの動画サイトに流すこともあるため、ネットワークに流す帯域の最適化機能の有無はゲーミングマザーにとって重要な要素になりつつある。
そこでH170 GAMING M3にはゲームの通信制御に特化した「Killer E2400」をLANチップに採用。ゲームの通信を最小のレイテンシーで処理できるほか、アプリ毎に通信の優先度を設定することにも対応している。
さらにオンラインゲームのpingを短縮するためのゲーマー専用VPNともいえる「WTFast」の2ヵ月間の特別ライセンスも同梱されている。WTFastは効果のあるゲームは限られているが、Killer LANによる帯域制御は十分実用的だ。
また、有線LANはゲーム通信に有用な反面、静電気や落雷で故障しやすいという弱点も持っている。だがMSIはLANポートに15KVものサージ保護回路を組み込むことによって、LANポートの耐久性も向上させている。
あまり現実味の湧かない付加機能ではあるが、落雷や静電気による故障は思いがけないタイミングで訪れる。これに対する備えも怠っては高耐久設計とはいえない……というわけだ。