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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第52回

今はイオンモバイルが爆速!? 手持ちの格安SIM5枚で速度比べ

2016年06月02日 12時00分更新

文● 正田拓也

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さらに遅くなる夜間帯だが……イオンモバイルは40Mbpsオーバー

午後10時の駅前(単位はMbps)

午後10時の駅前(単位はMbps)

 面白い差が出ているのは午後10時の駅前。駅前という場所は測定結果にはあまり関係ないが、格安SIMによってはさらに速度が落ちている。

 OCNやmineoはRBBTODAYの測定では1Mbps台と極端に遅くなっており、使っていても「遅いな」とはっきり思えるくらいだ。

 反対にドコモのspモードは激速だ。さすがに料金が格安SIMよりも圧倒的に高いだけのことはある。どちらの速度測定サイトでも40Mbpsオーバーを出しているのは立派としか言いようがない。速度をとにかく重視するなら格安SIMでなくてドコモの回線にする価値はあるだろう。

 と、ドコモを褒めてみたが、イオンモバイルはドコモと同等か若干高い値を出している。これが格安SIMの中でも安いほうの料金で提供されるのだから非常にコストパフォーマンスの高いサービスと言えるだろう。

 モバイル通信が混雑する時間帯にこの速度を出しているのはすごいとしか言いようがないが、この数値がいつまでも継続するは限らないことだけは気に留めておきたい。

安定して速度の出るIIJmioは不動

 今回測定した中で、もっとも優秀な回線ということになれば、イオンモバイルということになる。利用料も他より若干ではあるが安いうえに速度が速いとなれば言うことがない。

 サービス当初から比較的安定して速度を出しているので、今後も遅くなることなく、速さが持続することを期待したいが、まだサービス開始から3ヵ月間と少しということもあり、もうしばらくこの状況が続けば、速度の点でもオススメNo.1になるだろう。

 IIJmioに関しては、決して1番の速度を出すものでもないが、筆者の知る限りでは著しく遅い状態が続いた記憶がない。

 これまでの実績を考慮すれば、今回計測に使った格安SIMのなかでは安定して速度が出る格安SIMということに間違いはないだろう。

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