関係者インタビュー
安藝貴範 代表
本当に厳しいレースでした。序盤、片岡選手が襲われるかのように次々抜かされていくのは見ていられませんでしたね。富士戦はあと1回、もしかしたら2回あるかもしれないので、苦手なままだとどうにもなりません。早急に対策を考える必要があります。タイヤだけの問題ではなく、クルマのスピードも足りなくて、改善すべきポイントはわかっているんですが、それが我々の手の中にない、という感じですね。YOKOHAMAさんやメルセデス・ベンツさんとしっかりコミュニケーションを取って、2回目の富士までには解決できればと思います。
片山右京 監督
何が起こったのかわからないまま、気がついたら順位が落ちていました。片岡選手があんなに抜かれるシーンなんて初めて見たくらいです。ちょっとまだ原因がわからないですけど、序盤の不調、そしてパンクがなかったらポイント圏内でゴールできたかと思うと悔しいです。今回もピットウォークとかで小さい子供たちに「頑張ってください」と言われたり、ひたすら旗を振ってくれているファンのみんなを見ていると、今日みたいなことがあっても走り続けなきゃって気持ちになりますね。
大橋逸夫 コミュニケーションディレクター
タイヤとかマシン側の問題だと、ドライバーふたりはどうにもできないので、彼らのモチベーションを維持するためにも、次戦までに原因を解明する必要があると思いました。他のチームを見てて気がついたのは、どこもマシンが速いので、ちょっとでもトラブルを起こせばすぐに下位に沈んでしまうし、トラブルなく走ればマシンの速さも手伝って入賞の可能性が大きく上がります。逆にいえば10位以内に入るのは結構大変ということですね。今年は全体的にレベルが底上げされたような気がします。
谷口信輝 選手
いつもの読みだと、まわりが元気いいうちは苦しくて我慢のレースだけど、みんながタレてきたところを抜いていけるだろう、という感じだったんだけど、スタートしてみたらいつも序盤で抜きまくる片岡選手が逆に抜かれてて、まったくペースが上がらない。ドライバー交代したあとは、なんとか辛抱強く走ってたんだけど、突然パンクしてしまいました。ちょっと振動が出てたので怪しいとは思ってたんですが、片岡選手が周回数少なめでピットに入っていたので我慢して走ってたら案の定パンクしてしまい、残念なレースになってしまいました。3年連続富士でのレースはアクシデントが起きているので、なんとかしたいところです。
片岡龍也 選手
人生であんなに抜かれたのは初めてかもしれません。原因はわからないんですけど、レースになったらストレートが全然伸びなくなってしまいました。そしてタイヤもセットアップが合わなかったのか、ポテンシャルを発揮できていませんでした。諸々原因はあるとは思いますが、ハッキリしているのはとにかくスピードが出なかった、ということですね。なので、タイムも伸びなければライバルのマシンにもついて行けない。なんとかポイントだけでもと思ったんですが、タイヤのパンクもあってそれすらも叶わなくなってしまいました。今回は全然流れがこっちにありませんでしたね。
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