「Lenovo presents シブハル 2016」が4月28日に開幕した。GW期間の渋谷・原宿エリアで行なわれる“春のお祭り”だ。
これまで渋谷でハロウィンイベント「シブハロ」を開催してきたレノボ・ジャパン。今年のGW期間(4月28日~5月5日)は「シブハル」と題したお祭りをインテルとともに開催し街を盛り上げている。連休初日となる4月29日のオープニングイベントでは、あるプロジェクトの発表があった。
レノボが渋谷区観光協会とともに発足する、2020年に向けて渋谷区のIT化を推進する「PLAY! DIVERSITY SHIBUYA FES」プロジェクトだ。シブハル2016開幕に合わせ、渋谷区に300個のビーコンを設置。同時にiOS/Android用の観光情報アプリ「PLAY! DIVERSITY SHIBUYA」をリリースした。
留目氏は「歩いているだけで渋谷の情報を受け取れる。初めて渋谷を訪れる人でも、これがあれば渋谷の見どころがわかる」と説明。
ビーコンに近づくと、アプリにイベント情報やクーポンが届くというもの。渋谷区観光協会が中心となって考えたアイデアを、レノボが実現した形だ。配信機能はシブハル2016の開催中だけに限らず、いつでも利用できるようにしている。
渋谷区観光協会 理事長の金山淳吾氏は「多くの店がある渋谷では、知らず知らずのうちにスポットを通りすぎてしまうことがよくある。特に夜、クラブイベントなどが開かれていることを知らない人も多い。外国人観光客の増加が見込まれる2020年に向けて、自ら検索しなくても情報が届くものを目指した」という。
シブハル2016期間中は、渋谷駅ハチ公前広場の「シブパラ」、原宿の「ハラコレ」を中心に、渋谷・原宿エリアの各地でイベントを行なう。各イベントの詳細は公式サイトで確認できるほか、PLAY! DIVERSITY SHIBUYAアプリからもチェックできる。
「かつて強かった日本のIT活用力を、2020年までにトップに返り咲かせたい。そのためには、企業と街とが垣根を超えて手を組むような“共創”がもっと必要。渋谷がその第一歩になれば」と留目氏は意気込む。今後もレノボは様々な形でITが活躍する姿を見せてくれそうだ。