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月刊 格安SIM王 第15回

格安SIMにぴったりのスマホがあらわれた!

iPhone SEとmineoで妥協のない格安SIM生活をスタート

2016年04月22日 11時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII.jp

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これまでもバージョンアップのたびに、検証をしているので、他社ユーザーでもmineoの検証を待ってからiOSのバージョンアップをする人もいるくらい、mineoは信頼されているのだ

iPhoneの動作検証に定評のあるmineo

 格安SIMサービスを選ぶ際に、速度や安定性が重要なのは言うまでもないが、ユーザーとして利用する前の段階で、各種情報を消費者に提示しているかどうかにも注目したい。なかでもiOSがバージョンアップするたびに真っ先に検証している格安SIMがある。mineoだ。もはや恒例行事のような気もするが、マイナーバージョンアップも含めて検証、その結果を公開している。

 iPhone SEの場合、発売直後にiOSが9.3から9.3.1へバージョンアップされているが、それもすぐに追いかけ検証しているところも抜かりがない。mineoのコミュニティサイト「マイネ王」の動作検証記事を読むと、動作検証に直接関係ない予約合戦から開封の儀まで事細かに書かれている。担当者の力の入れようがわかるというものだ。

mineoは、新型iPhone発売やiOSアップデートのたびに速報を上げ続けてきた

 mineoはauのAプラン、ドコモのDプランが存在し、AプランにはVoLTE対応とそうでない従来のものがあり、複雑だ。特にauとiPhoneの組み合わせはシビアなので、神経質になっているユーザーは多いと思う。また、Dプランでもバージョンアップで些細な問題が発生しないとも限らない。

 だからこそ「中の人」のがんばり具合が見えることは、そのまま安心感につながっていると言える。

Aプランの月額料金

Dプランの月額料金

「iPhone SE&mineo」の強みは他にも

 中の人のがんばりが見えるmineoだが、もう1つメリットがある。ユーザー同士のコミュニケーションが他に比べると密であるということ。コミュニティサイトの「マイネ王」の充実度は高く、しかもQ&Aへの回答次第でパケットがもらえる仕組みまである。

 また、余ったパケットを自由に“放流”できる貯め池のような「フリータンク機能(連載第11回参照)」が用意されており、月末にパケットが足りなくなったとき、そこから1GBまで無料でもらえるほか、身近にmineoユーザーがいれば、パケットをギフトしあうことも可能。

 そして、身近にmineoユーザーを増やすためのキャペーンも開催中。紹介したほう/されたほう両方共に、1000円分のAmazonギフト券がもらえる。自分が安定して使うためにも、Amazonギフト券のためにも、ぜひ周りにmineoユーザーを増やしておきたいところだ。

紹介キャンペーンは6月30日まで開催中

実際にiPhone SEでmineoを試してみる

 mineoの中の人のがんばりを見習い、筆者もiPhone SEでAプラン、Dプランを試してみたいと思う。これまでの経緯からすれば、Dプランはまず問題が起こることはなく、安心して利用できるだろう。

 iPhone SEにSIMを挿し、Wi-Fiで接続して構成プロファイルをダウンロードしてインストールすれば、すぐに利用開始できる。これはAプラン、Dプランとも同じ。AプランではVoLTE対応と非対応プランの両方があるが、どちらも設定方法まで丁寧に公開されていることがmineoの強みだ。

 もちろん3GとLTEを使い分けられるアプリ「mineoスイッチ」もiOS版とAndroid版の両方が用意されており、こちらも問題なく動作する。iOS版はウィジェットがないので残容量をホーム画面に表示しておくことができないのは残念だが、アプリを起動すれば、いつでも残量は確認できる。

計測方法:端末は1台のiPhone SEのSIMを差し替えて計測。OOKLAとRBB TODAY SPEED TESTで上下数回計測し、それぞれの中間値を求める

計測方法:端末は1台のiPhone SEのSIMを差し替えて計測。OOKLAとRBB TODAY SPEED TESTで上下数回計測し、それぞれの中間値を求める

 さっそく速度計測してみたところ、朝の測定では30Mbpsを余裕で超える速度を確認できた。また夜間の繁華街でも、実用上問題ない数Mbpsを安定して出している。片方の計測サイトで他の数字とは極端に遅い例があるが、これはサイト側か経路の問題と捉えることもできるため、Aプラン、Dプラン共に(速度の傾向に差はあるものの)どちらも利用に問題ない速度が出ていると言えるだろう。

 なお、iPhone SEで利用する場合のプランだが、VoLTEやテザリングなどの利用ができることを考えればDプランがおすすめとなる。これまでのiOSのバージョンアップの経緯からしても、Dプランとなるだろう。ただし、SIMフリー版でなくau版を購入した人が、今後、auからmineoに乗り換える場合は、AプランのVoLTEなしでも利用できることは覚えておきたい。

格安SIMにおすすめのiPhoneがやっと登場

 これまでもiPhoneを格安SIMで使うことは可能だったが、キャリア版を流用したり、中古で買わなければ、高価なSIMフリー版のiPhone 6sか6s Plusを買う必要があった。ところが、iPhone SEでやっと5万円台という現実的な価格のSIMフリー版が買える状況が生まれた。

 しばらく使えばキャリア版との組み合わせよりもほとんどケースで安価に利用できる格安SIMとSIMフリーiPhone SEのタッグは、即買いしても満足できる組み合わせと言えるだろう。

■関連サイト

(提供:ケイ・オプティコム)

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