マネーフォワードが資金調達サービス、夏から開始へ
会計データを銀行審査に活用
マネーフォワードは4月5日、新たに資金調達サービス「MF クラウドファイナンス」を発表した。「MF クラウド会計」などのデータを活用して、金融機関からの資金調達を可能にするFinTechサービス。2016年夏のリリースを目指し、開発を始める。
新サービスにより、MF クラウドシリーズのユーザーは、金融機関に自身のデータをシームレスかつリアルタイムに共有し、審査書類提出の手間や審査時間を短縮し、より手軽に資金調達できるようになるという。
金融機関側も、日次の財務・入出金・請求データなどのリアルタイム性の高いデータを審査に活用するなど、新たな審査モデルが構築できる。これにより、資金提供先の拡大が可能になるという。
新サービスは、資金提供を実行する金融機関、審査の基礎となるデータの信頼性を向上させる会計事務所、資金調達の仕組みを提供するマネーフォワードの連携により実現する。
協業先は以下の通り。
資本業務提携が静岡銀行、山口フィナンシャルグループの山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行、東邦銀行、クレディセゾン。業務提携が住信SBIネット銀行、群馬銀行、滋賀銀行。加えて、みずほ銀行、GMOペイメントゲートウェイとその他の連携を図る。
今後も、幅広い金融機関や会計事務所との提携を更に進めていく予定だ。