今回のワークショップに参加された感想はいかがでしょうか?
秋元氏:将来を考えて、お客様とか社会に対して、私たちはどうしないといけないかという話は、社内でもやってることはしているのですが、今回すごく痛感したのは、社内でやってると似たもの同士なので、発想とか知識とか使い方とかが似通ってくるなということです。
そういう意味では新鮮だったし、ネタの幅もすごく斬新でした。
社外の人から受ける刺激が大きいということですね。
秋元氏:同じチームに、自分の半分くらいの年齢の女性がいたり、全然違う職種の方がいたり、デザイナーがいたり、視点とか知識とか将来に対する見方が違うのがとても刺激になりました。
このワークショップでの経験は今後の業務に活きますか?
秋元氏:私がいま本業でやっているデジタルマーケティングは、事業がありきで、その事業をどう伝えようかとか、どういうお客様を取り込むのかということをやっています。
今回参加したワークショップは、将来うちの会社の新しい事業にしていくべきことですので、そこにいまの伝え方をどう反映させていこうというようなことが、いまの立ち位置では考えることだと思っています。
しかし、こういう新しい事業を運営していこうということには、常に関わっていきたいなと思っています。
今回参加してみて自分の中で変わったことはありますか?
秋元氏:京都の古民家を改装したこういう雰囲気の中で仕事をする。しかも、社外の初めて知り合う人たちと将来、こういう世の中になって、こういう商売・製品・サービスを作っていこうというワークショップで、2日間という短い時間で本当にまとめられるのか、半信半疑だったんですけど、このような化学反応って大事なんだなと思いました。
いままでのうちの文化というのは答があって、それがあるからやる、それがあるから出張する、それがるから作るという感じだったんですけど、いろんな人が入り交じってこういう場所で将来を描きながらプランを考えるというのは大事だなと、ちょっと考え方が変わりました。
ワークショップで作成した企画や、他のチームの企画はいかがでしたか?
秋元氏:企画としては荒さはあるんですけど、特異なネタや奇異なネタだけではない。やっぱりネタとか考え方、使い方にいろんなパターンが入り交じってこの形になっている。いろんな人の幅が凝縮されてるので、それなりにいいんじゃないのって思うプレゼンも多かったですね。このネタは自分の新規事業を考える立場になったとしても使えるなぁとか。
さらに言うと、会社としてそういう機運をあげていかないといけないと思ってます。既存の事業を守って、その改善を繰り返していくというビジネスもあるけど、将来に向けて新規事業とか、いまの立ち位置でも新しいことをやっていくというように、常にチャレンジしていかないといけないと自分を追い込むように意識してます
今回経験は社内でも共有しますか?
秋元氏:もちろん、部下に共有はするけど、それよりも参加してほしいですね。このようなワークショップは、聞くよりもやるタイプのことだと思いますので。
また、若い人だけでなく、柔軟な思考を求める人にはチャンスがあるべきだと考えています。上司になると自分たちのやり方の自己肯定で、部下のこういう目をつぶすということがあります。それが悪意がなくてつぶしてる人。そういう人こそこういう気づきはありなんじゃないかなと今回参加してみて思いました。