6000円台で7.1chサラウンドを実現! 長時間ゲーム向きヘッドセット「G430」
2016年03月29日 12時00分更新
7.1ch再生には「Logicool ゲームソフトウェア」が必須
通常のヘッドフォンとして使用した場合の音質は、価格帯からすると良好なものだ。少し狭い感じもするが、各音域の分離はしっかりとしている。
特にゲーミングについては、足音や砲撃音などを聴き取りやすいため、本来の用途についても問題はないだろう。
それをさらに効果的にしてくれるのが7.1chサラウンドだ。ハード側で対応しているわけではなく、「Logicool ゲームソフトウェア」をPCにインストールすると設定可能になる。
Logicool ゲームソフトウェアのそのほかの設定を見てみると、音量レベルの調整やアップデートが確認できるのみで、複雑な作りではない。またファームウェアのアップデートもあり、マイク性能が向上するなどの履歴も確認できている
Logicool ゲームソフトウェアと連動するスマホアプリ「Arx Control」は同一ネットワーク内にあれば使用できる。メディアコントロールとPCステータス表示のほか、ARXコントロールSDKを利用してゲーム内上方の一部を表示させることも可能だ
厳密にはバーチャルサラウンドになるが、十分に効果的なので、FPSやオンラインゲームを遊ぶ人にはオススメだ。
負荷がかかりそうだがそれほど目立つこともなく、そういった点からもゲームの妨げになると考える必要はないだろう。もちろん、動作がギリギリの環境ではネックになる可能性はある。ともあれ、真横を弾丸がすり抜けていった際、ちゃんと斜め前、真横、斜め後ろとちゃんと動いているのがわかる環境でのプレイはとても楽しい。
さて、本製品はWindows PC前提になっており、Macの場合は2chのままだが、USBアダプター経由での使用もOK。作業しながらSkypeをしたい人にもちょうどいいだろう。
PS4については認識こそするが、うまく再生されないこともあり、あまりオススメできない。また7.1chにもならないため、据え置きゲーム機でサラウンド環境を求めているのであれば、対応製品を選んだほうがいい。
PCのある部屋の環境的に、7.1ch環境を用意できないが、それでもサラウンド環境を楽しみたいと考えている場合は、G430のような対応ヘッドフォンがベストになる。
ゲームだけでなく、対応する映画視聴も楽しくなるし、状況把握もやりやすくなるので、腰を据えてゲームを楽しみたい人は、G430をチェックしてほしい。

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