人間とコンピュータの関係を大きく変えるVRエディター
今年、技術的に大きな注目を集めていたのが、GDCに合わせて正式リリースされたUE4向けの「VRエディター」だ。OculusのOculus Touchコントローラーや、HTC ViveのViveコントローラーを使って、3D空間内でゲーム制作作業を実現するツールだ。
今までのモニターでの作業と違い、VRHMDを使うことで、実際にVR空間の中に入り込んで直感的に作業ができる。ゲーム以外にも、建築物のシミュレートや、部屋のインテリアの配置をテストしたりといったほかの産業への応用でも、威力を発揮するのではないかと期待が高い。
Unreal Engine 4の「VRエディター」の作業中の様子 |
リリースを受けて、日本の開発者でも早速試す人が出ている。関西に住むエンジニアのハンドル名おかずさんが、Twitterに実際に触っている姿を撮影した映像を投稿している。
HTC Viveなどの発売前なので、環境はまだOculus DK2とHydraというゲームコントローラーの変則的な構成で試しているが、「これはいいぞ!」とつぶやいている。
UE4のVRエディタ、始めました(Razer hydraを使用)…これはいいぞ! #UE4 #UE4Study pic.twitter.com/wkTHuWI1iM
— おかず@UE4+VR勢 (@pafuhana1213) 2016年3月18日
VRHMDは、これまでのテレビモニターとマウス、キーボードといった当たり前だったコンピューターとのユーザーインターフェースの関係を大きく変えてしまう可能性を持っているが、そうした未来の可能性を具体的に感じさせる機能がVRエディターである。
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