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急変貌する“巨人”―「IBM InterConnect 2016」レポート 第1回

「IBM Interconnect 2016」が開幕、多数のクラウドサービス強化施策を発表

IBMとヴイエムウェア、ハイブリッドクラウド推進で戦略提携

2016年02月23日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 米IBMは米国時間2月22日、ラスベガスで開催中の「IBM Interconnect 2016」のにおいて、同社のクラウドサービス強化にかかる複数の発表を行った。エンタープライズのハイブリッドクラウド導入を推進するための、ヴイエムウェアとの戦略的パートナーシップも発表された。

クラウド/モバイルをテーマに開催中の「IBM Interconnect 2016」基調講演でクラウドサービスを強化する多数の発表が行われた

ヴイエムウェアSDDCをIBMクラウド上に構築、運用の自動化ツールも

 IBMでは、米ヴイエムウェアとの戦略的パートナーシップにより、エンタープライズ市場におけるハイブリッドクラウドの採用を促進する。具体的にはまず、IBMがグローバルに展開するクラウドデータセンターで、VMware vSphere/NSX/Virtual SANベースの構築済みSDDC環境を提供する。

 さらに、各種ワークロードに応じたSDDCの自動プロビジョニングを実現するために、IBMのCloudBuilderツールを対応させたほか、IBM Cloud上で「vRealize Automation」およびvCenter管理ツール群も提供する。

 これにより、企業がオンプレミスに持つVMware環境のワークロードを、容易にIBM Cloud上に展開することが可能となる。両社では、エンタープライズ企業のハイブリッドクラウド導入にかかるマーケティングおよび販売なども共同で進めていく方針。

「IBM Interconnect」初日のジェネラルセッションで発表を行う、IBM クラウド事業部門 シニアバイスプレジデントのロバート・ルブラン(Robert J. LeBlanc)氏

IBM Interconnectの基調講演に登壇した、ヴイエムウェア プレジデント兼COOのカール・エッセンバッハ氏

 クラウド事業部門シニアバイスプレジデントのルブラン氏は、SDDCのソフトウェアスタックすべてをIBMのクラウド上に載せると説明し、顧客はこれまでのVMware環境への投資も保護しながら、「新しいツールを学ぶことなくクラウドへの自動プロビジョニングができる」と語った。

 また、ヴイエムウェア プレジデント兼COOのカール・エッセンバッハ氏は、現在45拠点を数えるIBM Cloudの「グローバルなフットプリントが魅力的だ」と説明。両社のパートナーシップを通じて、エンタープライズの顧客はオンプレミス/オフプレミスで一貫したシームレスな“ハイブリッド体験”が得られると語った。

IBM-ヴイエムウェアの提携により、オンプレミス/オフプレミス環境間のシームレスな管理が可能になるとともに、仮想化環境に対するこれまでの投資も保護されることを強調した

 また、オンプレミス環境にあるデータや業務アプリケーション、トランザクションシステムをクラウドから容易に利用可能にするサービス群「IBM Cloud Connectors」シリーズも発表された。

 今回の発表の中心となる「IBM WebSphere Cloud Connect」についてIBMは、発表の中で「WebSphereで開発された何十億ものアプリケーションと連携する、新しいアプリケーションをクラウド上で開発できるようになる」と述べている。また、オンプレミスのデータ、ITリソースをAPI化して容易に公開、検索可能にする「API Connect」などのサービスも発表されている。詳細は別途記事にまとめたので参照いただきたい。

「IBM Cloud Connectors」も発表

 今回のInterconnectでは、そのほかにも「IBM Watson」の新API追加、昨年オープンソース化された「Swift」をサーバーサイド開発言語として展開するためのロードマップと新サービス、イベントドリブンなマイクロサービスの開発/稼働環境となる「IBM Bluemix OpenWhisk」、「GitHub Enterprise」をプライベート/専有クラウドで提供するギットハブとの戦略提携、「Bluemix」PaaS上でブロックチェーン技術を用いた開発を可能にする「IBM Blockchain」なども発表されている。これらの発表詳細は追ってお伝えしたい。

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