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SoftLayer上で「IBM Application Server on Cloud」を提供開始

IBM WebSphereの軽量ランタイムがJava EE 7やDocker対応

2015年06月17日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 日本IBMは、Webアプリケーションサーバー「IBM WebSphere Application Server」のアプリケーション基盤を拡充。企業におけるWebアプリケーションの迅速な開発・導入やハイブリッドクラウド環境への移行を支援する。

 今回発表されたのは、IBM WebSphere Application Serverの軽量ランタイム「Liberty Profile」のDevOps機能の強化で、最新の業界標準仕様であるJava Platform, Enterprise Edition 7に対応する。Liberty Profileが対応するJava EE 7のHTML5対応機能では、クライアントとサーバー間の双方向プッシュ技術であるWebSockets、インターフェイスの設計モデルであるRESTfulなWebサービスにより相互に連携する機能、標準WebアプリケーションフレームワークであるJSFの最新版などが追加されている。

 その他、依存性注入を実現するCDIや、Javaのオブジェクトとデータベース連携を行なうJPAも大きく改善され、開発生産性の向上をもたらす。さらに、新しくJava Batchの機能が追加され、多くの企業で使用されているバッチ処理のアプリケーションを標準のAPIを使用して作成することができるという。

 また、Liberty Profileでは、従来から対応するMavenやJenkinsなどのDevOps支援ツールとの連携に加えて、オープンなコンテナ技術であるDockerに対応。DockerコンテナにLibertyプロファイル・サーバーを容易に組み込むことが可能になる。無償の開発ツールである「WebSphere Application Server Developer Tools」および管理コンソールである「Administration Center (Admin Center)」を同時に機能拡張し、開発と構成管理の生産性向上を支援する。

 6月27日から提供開始され、WebSphere Application Serverのライセンス利用料金は3801円~(税別、Liberty Coreエディションの1プロセッサー・バリュー・ユニットあたり)となっている。

 IBM Application Server on Cloudもあわせて発表され、WebSphere Application Serverのフルプロファイル機能をSoftLayer上の専用インスタンスで提供する。サーバー、OS、WebSphere Application Serverの設定が事前に構成されているため、アプリケーション基盤の 構築時間を短縮し、迅速なアプリケーションのデプロイができる。また、フルプロファイルが提供していたワークロードのプロビジョニング機能やHA機能を利用することが可能。

 IBM Application Server on Cloudでは、使用量に応じた月額料金で提供することで、短期間だけ使用したいアプリケーションの実行環境に最適。従来、オンプレミス環境で稼働していたアプリケーションを容易にクラウド環境に移行することができるため、WebSphere Application Serverはハイブリッド・クラウド環境を必要とする企業に最適のプラットフォームだという。IBM Application Server on Cloudの利用料金は、月額117万5000円から(税別、SoftLayer上の4コア、32GB RAM、1TBディスクの占有インスタンス環境)。

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