筆者は、もうかれこれ20年くらい昔から、俗に言う“ウェブカメラ”を懲りずに何台も買い続けてきている。カメラで捉えた景色を手元のパソコンやスマートフォンからインターネット経由で覗くことのできるデバイスだ。
今や死語となった「NAT超え」や「ダイナミックDNS」なんて気の遠くなるような設定作業のあった頃からずっとだ。
そんなウェブカメラが大きく進化したのは、国内ではプラネックスコミュニケーションズが“P2P接続型”の極めて設定の優しい方式のウェブカメラを発売した頃からだ。
筆者も速攻で「スマカメ」こと「CS-QR10」などを購入し、現在も愛用している。
これら一連の同社のウェブカメラは、そのほとんどがカメラ本体内部にmicroSDカードスロットを内蔵しており、ウェブカメラが見ている画像を挿入したmicroSDカードの容量の許す限り、動画として記録できるのが一般的だ。
筆者が現在使っているCS-QR10は、秋葉原でも1500円前後で入手できる32GBのmicroSDカードさえあれば、最大で192時間の動画録画ができてしまう。
使用するメディアに関わらず、監視録画はカメラを設置した現場で記録・管理しているローカル型が一般的だ。今後のメモリー技術の向上で、より低コストながら録画時間はますます長時間対応になることは間違いないだろう。
一方、録画されている映像を複数の人が色々な場所から同時にモニターしたり、映像の中の特定の人を検知したり、画像解析をして何らかの結果を導き出そうなどと考えるなら、より太い通信回線や強力なCPUパワーが必要になり、カメラ単体の機能だけではなかなか厳しい時もあるだろう。
幸いにも、昨今は安くて速い通信回線のサービスがたくさん登場し、画像圧縮技術や機密管理の技術も進化した。
テクノロジーの進化と回線の低価格化は、従来では極めて高価なシステムになってしまっていたクラウド録画方式のウェブカメラを極めてリーズナブルな価格で提供できるようになった。
今回、筆者が衝動買いした商品は、そんなもう一方の選択肢であるクラウド録画に対応した、知る人ぞ知る「SpotCam-HD-Pro」だ。

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