「ポメラ」を愛する“ポメラニアン”にぜひ触ってほしい
てな感じで、モンゴルの話を聞きながら「ポータブック」で取材メモをとっていたのですが、これはキーボードがめちゃくちゃ打ちやすい。
筆者がノマド作業で重視しているのが、キーの入力のしやすさだ。一般的なノートPCの場合、本体を小さくするとキーボードも小型化され、キーピッチがどうしても小さくなってしまう。その点、「ポータブック」は変形機構を備えた新開発キーボード「スライドアーク キーボード」のおかげで、十分なサイズと入力しやすさを両立してくれる。
「ポータブック」は、変形機構の新開発キーボード「スライドアーク キーボード」を採用することで、十分なサイズと入力しやすさを両立している。キーボードの周囲にはタイピング時の安定感を高める、堅牢性の高いアルミフレームを採用。キーピッチ18mm、キーストローク1.5mmで入力しやすいのもポイント |
図書館や会議中でも“カチャカチャ”うるさくない
静かなキーボード
キーボードの入力音が“カチャカチャ”と鳴りにくいのもうれしいところ。今回のインタビュー中でも、キーを叩いた時の音を気にせずメモをとり続けられた。
より一般的な例でいえば、学生さんであれば静かな図書館や学校などでの授業中でも使いやすいはず。ビジネスマンなら、打ち合わせや会議中のメモ取り、周囲が寝静まった国際線の飛行機など、入力音が意外と不快感を与えていないか気になるところだが、「ポータブック」はその心配を減らしてくれる。
「ポータブック」のスライドアーク キーボードは、静音性の点でも優れており、図書館や会議中に入力してもキーを叩く音が気にならない。動画は、実際にKADOKAWA内の会議室を利用して撮影しており、どの程度静かなのか参考になるはずだ。 |
何より気に入ったのは、集中して入力できること
そして筆者が何より「ポータブック」を気に入ったのは、集中して入力できる点だ。従来のノートPCでは、ネットで調べ物を始めた際に、ついでに……とSNSやネットサーフィンで時間を取られることも多々あった(すいません)。
一方で「ポータブック」は、画面サイズが8型、解像度は1280×768ドットであるため、ウィンドウを並べておくのが難しい。必然的にテキストエディターをフルスクリーンで使うことになり、余計なものが目に入らずかなり集中して入力できるようになる。
特に紙の資料をベースに報告書などを作る場合や、アイデアを書き留める用途、ブログを執筆する際などに向いていると感じた。筆者の仕事でいえば、ウェブでの調べ物がほぼ必須になるため、「ポータブック」で原稿のドラフトを一気に書き上げて、のちに画面の広いデスクトップPCで調べて仕上げるという使い方にピタッとはまってくれた。
打ちやすく静かなキーボードと、集中しやすい液晶ディスプレーというと、ピンとくる方がいるはずだが、すでに有名なデジタルメモ「ポメラ」シリーズに非常に近い感覚なのだ。こればっかりは「ポータブック」に少し触っただけではわからないので、ぜひ自分のワークスタイルに取り入れて実感してみてほしい。
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