気持ちいい絵を撮りやすいカメラ
AQUOS Compactは、GR certifiedを取得している。これはリコーイメージングのGRシリーズ開発部門による画質改善認証プログラムで、AQUOS Compactはそのチェック項目すべてをクリアしているというわけだ。近年のAQUOSシリーズでは標準になっており、初期に比べるとかなり良くなってきた。また、フレーミングアドバイザー機能もあるため、構図を覚えるのにもよく、カンタンにステキな撮れるカメラ+カメラアプリとしては、もはや完成の域に達しつつある。
なるべく設定せずにキレイに撮れるようチューニングされており、ISOや露出補正は行なえるが、ホワイトバランスの調整は天候や光源に合わせる程度で、また測光については設定項目がない。測光についてはテストした範囲の判断だと、中央重点測光を基本として状況に応じて平均測光に切り替えているようだが、このあたりでたまに色ノリが悪くなりがち。その点に慣れるとかなり使いやすくなるので、使い込むと楽しくなってくるだろう。
※以下の写真は最大サイズで掲載しています。通信料にご注意ください。
【結論】カメラ機能とコンパクトを両立できる
大型端末が合わない人向けスマホ
性能的には普通だが、体感速度は十分に速く、メモリー3GBの恩恵も大きそうだ。また、サイズもディスプレーこそ4.7型だが、3辺を狭くすることで物理的な大型化を抑えているのも、独特のビジュアルも含めてポイントが高い。特にハイスピードIGZOに慣れると、他のスマホが見辛くなるかもしれない。5.3型の「AQUOS ZETA SH-01H」もほぼ同じスペックなので、選択のひとつに入れてみるのもいいだろう。
カメラについては前述のように、多少の慣れが必要だが、少しの対話で味のある色を楽しめるため、カメラを重視するユーザーはチェックしてほしい。細かい設定はできないが、ある程度の設定で写真をサクサク撮れるというコンデジ的な運用ができ、撮影が楽しくなることだろう。
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