ADATAの廉価帯SSDは、ゲームロード時間の短縮に効果あり

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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定番ベンチマークでパフォーマンスを計測

 定番の「CrystalDiskMark」や「AS SSD Benchmark」、「PCMARK8」(Storageテスト)を実行して、そのパフォーマンスを見ていこう。各種テストは、別のシステム用SSDからOSを起動した状態で行なっている。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-4790K」(定格4GHz/TB時4.4GHz、4コア/8スレッド)
マザーボード GIGABYTE「GA-Z97X-Gaming 3」(Intel Z97 Express)
メモリー PC3-12800 4GB×2
ビデオカード EVGA「GeForce GTX 980 Ti SC GAMING」(GeForce GTX 980 Ti、6GB)
SSD CFD「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD)
OS Windows10 Pro(64ビット)

 なお、以降では「ASP550SS3-240GM-C」をSP550、「ASX930SS3-240GM-C」をSX930と略して記載する。

「CrystalDiskInfo」の画面。左がSP550、右がSX930だ

AS SSD Benchmark

 まず手始めは、「AS SSD Benchmark」を使用して、圧縮率の影響を含めてパフォーマンスを確認していこう。

SP550の結果

SX930の結果

SP55のISOP表示

SX930のISOP表示

 SP550はシーケンシャルリードが約500MB/s、同ライトが約460MB/sと、SATA3.0 SSDの限界近い性能を発揮している。とくにライトはSX930を上回る性能をになっている。

 ただ、ランダムライト(4K-64Thrd)は約170MB/sと、いまひとつでSX930とは100MB/s以上も離されており、公称値の7万5000IOPSを大きく割ってしまっている。

AS SSD BenchmarkのCompression-Benchmark

SP550の結果

SX930の結果

 データ圧縮率の影響を確認できる「Compression-Benchmark」では、リード・ライトのバーは、ともにほぼ安定。「Premier Pro SP550」と「XPG SX930」シリーズは、圧縮率の影響はないと言える。

CrystalDiskMark

 シーケンシャルは「CrystalDiskMark 5」も同じ傾向で、SP550が、SX930を上回るリード・ライト性能を発揮。また「AS SSD Benchmark」で、今ひとつだったランダム(4K QD32)は、リードが約310MB/s、ライトが約330MB/sと十分な性能を発揮しており、IOPS換算だとリードが約7万7500IOPS、ライトが約8万2500IOPSと、公称値の7万5000IOPSを超える数値になっている。

SP550の結果

SX930の結果

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