TISは1月25日、産業機械の稼働データを分析するIoTソリューション「メンテりてぃくす」を提供開始した。生産設備の歩留率の向上やメンテナンス工数の削減といった業務改善が期待される。
「メンテりてぃくす」は、クオリカの遠隔監視・予防保全システム「CareQube」などで産業機械から収集・蓄積した稼働データを、SAPのBIツール「SAP BusinessObjects BIソリューション」とデータマイニングツール「SAP Predictive Analytics」で分析・解析する。
産業機械の稼働データを解析することで、「業務に影響を与える故障発生パターンの導出」「生産品の不良原因分析」などの予測分析が可能になるという。これにより、生産設備の歩留率の向上やメンテナンス工数の削減といった業務改善が期待される。
特長として、「大手製造業での実績をもとにした稼動データ収集」「ユーザーが確認したい切り口での多次元・非定型分析」「故障・不良品分析に特化した分析モデルテンプレート」「仮説検証のコンサルからシステム構築・運用までをワンストップで提供可能」などを挙げている。
サービスメニューは、「導入効果測定(PoC)」「データ取込クレンジング」「稼動実績可視化」「要因分析」「故障予測監視」の5種類。
想定価格は、オンプレミス型の場合が2000万円(税別)から、SaaS型の場合が月額100万円(同)から。