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2015年のデジカメを振り返りつつ、ベストバイのソニー「RX1R II」をガッツリ試す!

2015年12月31日 10時00分更新

文● 周防克弥

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ストロボに代わってポップアップ式のEVFを装備

本体背面。モニターは3型(約144万画素)。EVFのポップアップボタンがモニターの横にある。ゴミ箱アイコンの横に「C2」の表記が加えられ、機能の割当が可能になっている

本体背面。モニターは3型(約123万画素)。EVFのポップアップボタンがモニターの横にある。ゴミ箱アイコンの横に「C2」の表記が加えられ、機能の割当が可能になっている

背面モニターは上下のチルト機構を備える。上に約109度、下には約41度傾けられるので上下のアングルの自由度は高い

 ほかにも、背面モニターがチルト可能になり、ストロボが廃止された代わりにEVFが採用されている点も注目だ。従来のストロボがあった位置にはポップアップ式のEVFが内蔵されている。

EVFをポップアップさせた状態

EVFをポップアップさせた状態

モニター横のボタンでポップアップできる

前面レンズ脇、下のほうにAFの動作切り替えレバーがあり、新たにAFが追尾するコンティニュアスモードが加わっている

前面レンズ脇、下のほうにAFの動作切り替えレバーがあり、新たにAFが追尾するコンティニュアスモードが加わっている

Wi-Fiにも対応した。グリップにはNFCマークがあり、スマホとのペアリングも簡単に行なえる。スマホに専用アプリをインストールすることでリモート撮影や画像転送もできる

Wi-Fiにも対応した。グリップにはNFCマークがあり、スマホとのペアリングも簡単に行なえる。スマホに専用アプリをインストールすることでリモート撮影や画像転送もできる

 EVFは0.39型、約235万画素の有機ELだ。内蔵可能という点もあって、眼鏡を着用していると全画面を見渡すのは難しいが、クリアで視認性は高い。

 レンズは従来モデル同様、開放絞りF2.0の大口径単焦点レンズ「ZEISSゾナーT* 35mm」を採用している。絞り羽根を9枚使用し絞りF2.0からF11の間でほぼ円形にぼけるよう設計されている。

 なお、フラッシュ取り付け用ホットシュー「マルチインターフェースシュー」には光学ファインダーや専用サムグリップ、クリップオンLCDが取り付け可能となっている。

 従来機の(RX1、RX1R)で利用可能だった電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」は本機に装着可能との説明はないものの、FDA-EV1MKのほうの対応機種には本機が含まれている。

 EVFを内蔵していて画素数も同じなのでわざわざ使う必要もどうかと思うが、アイポイントは長いので眼鏡使用者にはうれしいかもしれない。またEVFでのチルトも可能なので利用価値はあるだろう。

 ソニーのデジカメでお馴染みになっている「HDR」や「Dレンジオプティマイザー」「クリエイティブスタイル」、エフェクト系の「ピクチャーエフェクト」ももちろん搭載されているのでお気軽な撮影にも対応可能だ。

 動画撮影に関しては、α7R IIで採用された4K動画の記録機能は搭載されず、フルHDまでの記録になっている。しかしその分、50Mbpsのハイビットレートで記録できる「XAVC S」に対応しているので動画でも高精細できれいな映像を楽しむことが可能だ。

(次ページに続く、「40万円超のコンデジの実力を見よ! RX1R IIの画質を徹底チェック!!」)

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