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2015年のデジカメを振り返りつつ、ベストバイのソニー「RX1R II」をガッツリ試す!

2015年12月31日 10時00分更新

文● 周防克弥

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40万円超のコンデジの実力を見よ!
RX1R IIの画質を徹底チェック!!

レンズをチェック!

F2.0

F2.0

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 まずはローパスフィルターの機能をオフにした状態で絞りを変えて撮影。絞り開放から十分なシャープネスがある。

 周辺部では描写が甘くあり収差が出ているが、2段、F4.0まで絞ると向上する。全体的にシャープネスが保っていられるのもF8.0くらいまで、F11以降は回折現象のせいか若干低下していってしまう。

 一番中央部と周辺部の描写力が高く解像力が得られるのはF5.6付近だろうか。とは言っても、絞り開放から十分に見応えのあるシャープネスと解像力がある。せっかくのローパスなしと高解像力を活かすためにも絞り過ぎないようにしたい。

ローパスブラケット効果を確認!

ローパスフィルター 標準

ローパスフィルター 標準

ローパスフィルター 強

ローパスフィルター 強

ローパスフィルター 無し

ローパスフィルター 無し

 ローパスフィルターブラケット機能を使用して撮影。ローパスフィルターのオン/オフの効果が確認できる。

 「強」が一番解像力が甘く、葉の重なり合っている部分などは葉同士の区別が付かない箇所もあるが「無し」ではしっかりと描写できている。

 「標準」や「強」でも単体で見れば十分な解像力があるのだが、「無し」は別格の解像力を持っている。

 ただし、被写体によってはモアレや偽色が出てくる可能性はあるので、常時ローパスフィルターオフでいいかといえばそうでもないと思っていたほうがいい。

感度別撮影サンプル

ISO 50

ISO 50

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

ISO 51200

ISO 51200

ISO 102400

ISO 102400

 ISO 800くらいからノイズの発生が確認できるが、目立ってくるのはISO 6400以降、気になってくるのはISO 25600以降くらいだ。

 ISO 800のあたりからディテールへの影響は出はじめており、細部の再現性が甘くなっている部分が見られる。ISO 25600以降ではディテールの影響も大きいが、記録画素数が多い分、よほど大きく見ないなら感度を上げても実用性がある。

(次ページに続く、「高級コンデジ2台分の価格の価値はある!」)

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