スマホナビに頼りすぎていざGPSが届かない場所で迷子になりやすい人に
GPSの届かない地下鉄駅構内でビーコンで出口案内、東京メトロが実証実験
2015年12月14日 17時33分更新
東京メトロは12月10日、地下鉄駅構内でBluetooth LEを用いたビーコンによりスマホをナビゲーションするシステムの実証実験を開始した。
GPS電波が届かない地下では普通のスマホナビ機能は利用できないが、駅構内に設置されたビーコン機器のBluetooth LEを受信して簡易位置決定するしくみ。iPhoneやAndroidスマホにアプリ「東京メトロおてがる出口案内アプリ」をインストールして利用する。
アプリ上には目的地最寄りの改札や出口番号を表示、誤ったルートを進むとバイブレーションで通知するなど歩きスマホしなくても済む仕組みを盛り込んでいる。東京メトロでは公式アプリでのサービス向上を「メトロラボ」として公開、実証実験参加者を「メトロラボ研究員」として位置付け、利用状況を調査することで実用化を目指す。また、同技術を利用した別の出口案内アプリやスマホゲーム、クーポンなどの実証実験も予定する。
アプリはiOS 8.2以上、Android 4.4以上。Apple WatchやAndroid Wareにも対応する。東京メトロの表参道駅と日本橋駅にて開始しており、2016年3月中旬まで実施する予定。